ネコぶんこ


2012年09月13日 「誰のだった」 [長年日記]

§ [DnD][DnDNext] 『プレイテスターの横顔――ブライアン・パターソン(Playtester Profile - Brian Patterson)』

2012年08月24日、午前07時54分

投稿者:WotC_Trevor

トレヴァー・キッド:さてと、ブライアン。まずは君自身のことを少し話してくれないか?

ブライアン・パターソン:ああ!私はブライアン・パターソン。『d20monkey』というゲームを題材にしたウェブ漫画を描いている。私が最初のセッションをしたのはダンジョンズ&ドラゴンズの第2版で、ちょうど10歳の誕生日に小学校の入り口で(素敵な友達に囲まれて)のことだった。以来私は20年以上ゲームをやり続けている。私は長い間DM専門として、第1版にもさかのぼり、さらに第4版からD&D Nextのプレイテストまですべての版をプレイしている。近年、私が毎週行っている集まりは第4版からオープン・プレイテストへと以降した。そして最初のプレイテスト・パックに入っていたものですばらしい時間を過ごした。パックの中身はとても清潔で、適切で、あらゆる面が最高にわかりやすかった。近頃、私は分解しやすいゲームの大ファンになっている。それらはより想像的な体験をプレイヤーに与え、DMの制限も緩やかにする。

トレヴァー:君はもうこの前の月曜日に発表された、ソーサラーとウォーロックが入った新しいプレイテスト・パックを呼んだだろうか? 何か突出してすごいとか勘弁してくれと思ったことはあるかい?

ブライアン:あるよ。ぱっと見たところ、ソーサラーのクラスはとても私好みだ。私は以前の版からずっとウィザードとソーサラーのクラスのファンだったが、この解説は前の版でひどく失われていたように感じられる、クラスの生き生きとした様子が伝わってくる。竜の末裔や彼らの魔法的な力は、私を釘付けにした。私はそれに目を通し終わったらすぐにでもソーサラーを試してみたくなった。ウォーロックもだ。私はこれらを楽しみにしていたが、正直なところ私はそれが強すぎることを心配していた。誤解しないでほしいが、私はクラスごとに特殊なオプションを提供するという考えは好きだが、コア・ルールには一本筋が通って象徴的でなければならないと考えている。私はこの中で少数派だと自覚しているが、5種類のプレイ可能な種族と5つのクラスでD&D Nextのコアが発売されれば、幸せになれるだろう。私が見てみたいと心待ちにしているD&D Nextは、これまでの人生でいちども20面体ダイスをロールしなかった人にD&Dを真に導入できるものだ。そして、私は今のNextにそうなる素質があるとみている。ウォーロック、ドルイド、バードなどこれから出てくる専門的、補助的なクラスにはちょっと我慢してもらってね。

トレヴァー:君はD&D NextのDMをした? 君はD&D NextをDM側としてどう感じただろうか?

ブライアン:私はD&D(Nextでも他でも)でほとんどの時間をDMスクリーンの後ろで過ごしてきているが、これまでのセッションと比較しても非常に満足できるものだった。私がDMをしていてまず良いと感じたのは、一貫して『モンスター・マニュアル』内でステータス・ブロックが完結しているところだ。もしもステータス・ブロックを眺めるだけで完結せずに私の暗記能力を試される数秒が必要となるなら、私はゲームと同調する感覚を常にそがれていくことになる。私はその遭遇を控えめにしてしまうだろうか? 私はあるPC(あるいは全員)をの顔を思いがけない自体でゆがめられるだろうか? 私がこれまでのプレイテストで1つだけほめなければならないとしたら、それはモンスターの項目だろう。そして私は本当に、本当に、本当にそれらがあまりにも複雑なものになりはてないことを望んでいる。モンスターを簡単で、わかりやすく、そして危険なもののままにしてほしい。

トレヴァー:君はファイターが持つダイスについてどう思った? 君はどこか変更したかい?

ブライアン:魅力的だね。これまで、私はさまざまな理由である考えを愛するプレイヤー、憎むプレイヤーを見てきた。私はファイターと術者の多様性と“見せ場”について非常に大きな声でわめきちらす議論があることも知っている。しかし、私はそのそこまで白熱することが理解できない。そう。呪文使いクラスは非常に色気を持っているが、私はそうするために専門化などのサブメカニズムをいくつも積み上げる考えには同意できない。それは滑りやすい坂道のようだ。ウィザードの呪文発動能力に匹敵する熟練をファイターに与え、そしてローグには急所攻撃の能力、そしてクレリックは手に負えない唯一のアンデッド退散などなど。これらのゲームに合った能力――は、新規プレイヤーを満足させるだろう。私の意見は少し乱暴だが、ようは単純なままにしようということだ。もしゲームに新規プレイヤーを呼び込んで古いプレイヤーをテーブルへ呼び戻したいなら、特別なルールは少ないほうがいい。

トレヴァー:君はプレイの簡単さについて話したが、それ以上にプレイテストで気に入ったところはある?

ブライアン:君がその質問をするということは、クラス・デザインについての私の考えが少々お気に召さなかったかな? 冗談だ。私がD&D Nextで気に入ったのはキャラクター作成だよ。私のテーマと背景に対する愛は本物だ。テーマと背景によって今の生活から逃げ出せ、白い柵に囲まれたささやかなかわいい小さな家で新生活が始められるなら私はそうするだろう。私たちはそれらの柔軟性を実際に確かめようと、それぞれ異なるテーマと背景を持ったヒューマンのファイターを4体作成する実験を行なった。結果は同じクラスの4体がそれぞれ異なったキャラクターになった。それは私にとって、この版が長生きするということだ。

トレヴァー:君がゲームをデザインするなら、ゲームの基本としてどんなものを含めたい?

ブライアン:これまでのプレイテスト・パックでプレイヤーが使えるくらいのクラスとキャラクター・オプションは出てきたが、私は同じくらい(あるいはもっと)ゲームで――DMの側を見てほしい。DMは彼らが得られるさまざまな支援を含めてうまくまとめた、大量の(ステータスを楽に読める)モンスターとNPC、罠、危険要因の一覧表、旅、そして使える魔法のアイテムが揃って収められたDMの道具箱を必要としている。私がそれらを手に入れれば、私は手早く、あるいはその場の即興でセッションをまとめられる。そこを舞台にするためのキャンペーン・セッティングが含まれればそれはさらによくなるだろう。私が考えているのは、D&Dのコアにはこれからいう4冊の本が必要だということだ。

  • 『プレイヤーズ・ハンドブック』
  • 『ダンジョン・マスターズ・ガイド』
  • 『モンスター・マニュアル』
  • その版の象徴となるキャンペーン・ガイド(新人DMのための導入アドベンチャーつき)

トレヴァー:Gen Conで私たちは、D&D Next最初のセッティングがフォーゴトン・レルムだと知った。君はどんなセッティングの復活を見たい?

ブライアン:グレイホーク。私はフォーゴトン・レルムを見た翌年に、申し分なく幅広い最上級のデザインによるグレイホークの様子を見てみたい。私はFRのファンを攻撃しているわけではないが、長すぎた。グレイホークも注目されるロックスターにしてほしい。何かいい感じの理由が欲しい? それなら私は八者の円を挙げよう。D&Dとグレイホークのファンを長く続けていると、いくつかのゲーム由来の固有名詞にどんないわれがあるのかまったく知らずにゲームをしているプレイヤーを知っている。私はそれが少し悲しいのだ。モルデンカイネン、テンサー、ビグビー? グレイホークだ。恐怖の墓所? インヴァネスの幽霊塔? グレイホークだ。古きものアイウーズ? アイウーズがどれだけ恐ろしいのかプレイヤーが知っていないと少し残念だ。何もすべてを回顧主義にしろというのではなく、ゲームで培われた伝承を評価しようということだ。正直、私はレルム以外のさまざまな世界を見たい。『Planescape』、『Al-Qadim』、『ミスタラ』など、それだけのすばらしいセッティングがあるのだから。私たちがそ毎年、の世界について完全なすばらしいハードカヴァの製品を見ることができ、それでプレイヤーとDMの使うオプションがアッテプデートされてほしい。

トレヴァー:Gen Conで私たちはプレイテストが始まって2年はプレイテストとデベロップに2年は使うと発表した。君はその間待ってられるかい?

ブライアン:2年のデベロップで洗練され、私たちのすべてが受け入れ、最小構成でプレイできるD&Dの完全な版になるかい? 当然だろうけどね。デザイン・チームが可能な限り最良のゲームを作成し、公開するための時間があるなら私は満足だ。

トレヴァー:君の『d20monkey』でサムと仲間たちはプレイテストに挑戦すると思うかい?

ブライアン:ああ、そうする。あまり多くを語るのはやめておくが、それはそのうち公開される話で重要な部分を占めるようになる。何人かは前の版を手放せず……。