ネコぶんこ


2013年11月13日 [長年日記]

§ [Promiscuus] 宇宙都市

宇宙への序曲』を読みつつ、そういえば現行の宇宙条約では天体や宇宙空間は主権の主張や国家による取得の対象にならないので、スペースコロニーを国家の領土とするのはあまり筋がよくなく、他の人工衛星と同様に宇宙空間に存在する物体で、それを所有する企業や個人の私有財産としたほうがグレーではあるけどよりツッコミどころは少ないグレーになるんじゃないかとか考えていたですぅ。

この理屈は企業が国家運営などという利益率の悪い事業になぜ手を出すのかという理由も、宇宙条約では宇宙活動が最終的に国家への責任となるので、そのあたりも理由にした国家からの助成金などでごまかしが効くのでなかなかいい理由付けにみえてきたですぅ。

宇宙条約の拡大解釈で地球以外の天体に都市を建造する場合は、国連宇宙局などに租借料を払って租借地にすることを主権の主張や取得ではないと主張することも考えたけど、こちらはかなり苦しい言い逃れになりそうですぅ。