2014年04月17日 [長年日記]
§ [Promiscuus] A CONTACTあるいはDEATH
イデオンの接触篇を観ていると、この作品は物語を展開するのではなく、発動篇を始める前に主要キャラをランウェイに立たせ、これはこういう人となりなのだと前提になる要素を紹介するためのパートになっていると感じることが大きいですぅ。
これを前提にするとキッチ・キッチンの死がコスモの眼前で起こったのも、テレビ版では執拗に描かれていたけど劇場版ではそこまで尺が取れない、逃げ込めたかもしれない外界を衝撃的な形で完膚なきまでに破壊し、もう彼らにはソロシップしか居場所がないと示す通過儀礼だと考えることができますぅ。
そして接触篇の人物紹介パートという成分をテロップや弦楽四重奏のパートでより表面に出してきたのが劇場版エヴァのDEATHなのだというのを常々考えているですぅ。