2014年08月23日 [長年日記]
§ [TRR][Oni] リプレイ『鬼の話~ミドルフェイズ:シーン1』
ミドルフェイズ:シーン1・尾行(十五郎)
GM:今日からミドルフェイズですが1シーン10分、長引いても20分以内を目標に、手短にシーンを切って進めることを心がけましょう。シーンを開始時にはできるだけ最初に目的を提示します。
ミドルフェイズの開始時に、進行が散漫にならないよう時間的目安を伝える。これは全員に努力目標として周知するためである。
GM:また、次にシーンがほしい人は、雑談チャンネルで相談しましょう。
オンラインセッション、特にテキストでのものはチャンネルを分けることで複数の話題をある程度並行できる。これは強みだ。そこで、次以降のシーンについては並行して段取りを行なうようにした。
GM:ミドル最初のシーンは、十五郎。新太郎の頼みを聞いて数日後、彼が言ったとおり無頼の輩がお倫の周囲を窺っているところを目撃します。
十五郎:「ふん、アレで気配を隠してるつもりかよ」と彼らの尾行を試み、お倫の帰宅を確認したところで接触しようと思います。ごろつきが何に目をつけたのか、それを締め上げて聞き出せばいい。
三日月:私も出ていいかな。
十五郎:こちらは特に問題ないです。
GM:どうぞ、登場難易度は8です。
三日月:成功。登場ですね。
GM:では任意のタイミングで登場できます。
三日月:じゃあ、十五郎とは別の角度からつけていたと言うことで。「狒々のような大男! ……どう見ても、人? いや、奴らは上手にヒトに化ける。油断するな三日月……」と、モノローグを入れます。
登場判定では、GMはもちろんシーンの演出の中心であるシーンプレイヤーにも一言話を通すといい。シーンプレイヤーにやりたいことがあるなど、登場を見合わせてほしい場合もあるからだ。
GM/ごろつきの兄貴分:「あ、ああん? 何だ?」
GM/ごろつきの弟分:「あ、アニキ! こいつですよ! 例の狒々みてえな野郎!」
十五郎:「おいこら、お倫さんをつけ回してんのはお前達だな! どこで見初めたか知らないが」
GM/ごろつきの弟分:「お、おおお、俺たちは別につけまわしてなんかいねえよ!」
十五郎:「ほーう、アニキってことはお前がこいつらにお倫さんの周りうろちょろさせてたんだな?」
GM/ごろつきの兄貴分:「お、俺たちはだなあ。人助けを」少しは頭の回りそうな兄貴分が受け答えます。
十五郎:「ひーとーだーすーけー?」と兄貴分の襟首をつかんで放り投げる。
十五郎が放り投げたごろつきは天水桶に突っ込んで盛大に崩し、蟇蛙が潰れるような音をあげた。
十五郎:「感謝しろよ、お前ら。俺は江戸に出てきてから覚えたんだ……手加減ってヤツをな!」
GM/ごろつきの弟分:「ひいいっ! あ、兄貴ィ!」
こうなると十五郎は止まらない。ふたり組みのごろつきを褌一本まで剥き、次々屋根の上へと放り投げる。
GM:【体力】難易度10の判定をしてください。成功すれば、この締め上げが効いて彼らは知っていることを喋ります。
十五郎:はい。【体力】は+5で出目も5だからギリギリだった。
GM/ごろつきの兄貴分:「お、俺たちゃ頼まれただけなんだ。丈って旦那によう!」放り投げられながら、思わず口に出します。
投げられたごろつきたちはそのまま屋根から落下し、派手な音を立てる……しかも。
三日月:じゃあ、投げられたごろつきが隠れてるところに落ちてくる。「キュウ!」と悲鳴を上げて気絶します。
十五郎:「あ! しまった」
GM/ごろつきの弟分:「ゲエッ! 三日月の姐さんまでやられちまった!」
随分な騒ぎになってきた。往来からもどんどん人が集まってくる。
GM:一旦シーンを切り、三日月の側から次のシーンに行きましょう
三日月:了解。
十五郎:そですね。