ネコぶんこ


2014年10月20日 [長年日記]

§ [TRR][Oni] リプレイ『鬼の話~クライマックスフェイズ:シーン13(1ラウンド目)』

クライマックスフェイズ:シーン13(1ラウンド目)

GM:エンゲージは中山と役人(剣客相当)4モブ、10m離れてPCたち、逆方向に5m離れて金剛童子と毘沙門組(下級羅刹相当)2モブです。

十五郎:そうだった、挟み撃ちされてんだっけ。

銀次郎:どう攻めるかというところですね。

GM:では、1ラウンド目のセットアッププロセスです。

GM:敵は金剛童子が行動値12で《鬼神変》を使い、先ほど銀次郎の咆哮で割られた面を再生させ、全身の肉と骨が弾けるような音がしてむくむくと背筋を伸ばし、六尺を超す巨漢へと変身します。中山や他の敵は行動なし。

十五郎:どれから潰しましょう?

三日月:数は力だし、中山の周囲にいる役人潰しますか?

銀次郎:ですね。

十五郎:了解。

貞親:ですねー。数が怖い。

十五郎:十五郎は中山狙いに突っ込んでいきますから、《陣形構築》で前にでるといいのかな?

貞親:マイナーアクション分行動が浮きますね。で十五郎を動かします。

GM:では、イニシアチブプロセスで中山が奥義を宣言します。三日月のターゲットスコープに高エネルギー反応。

「私が何の策も弄していないとお思いか?」

中山が片手を挙げると、橋の上や川辺に伏せていた火盗の役人が一斉に動く。彼らは新式のヤーゲル銃で武装し、英傑たちを狙っていた。

「ここは既に我らが囲みの中」

中山/GM:《鎧袖一触》を使い、このラウンド中、中山たちの行なう攻撃のダメージを全て〈神〉属性に変更し、ダメージを+2D6します。

銀次郎:キャンセルしとかないと怖いかもしれません。

貞親:手数が多いんで消しといた方が安心度高いですね。

三日月:《破邪顕正》を打ち、中山の奥義を打ち消します。「悪いが、貴様のような存在を歴史に残すわけにはいかん!」というわけで、背後の火盗をガーンズバック連続体の向こうへ飛ばします。

中山/GM:「……馬鹿な!」

貞親:改めてこちらから《鎧袖一触》。「私がこの場で備えをしていないと思うかね?」ぱぁん、と手を打ち鳴らすと頭上の橋の上に奉行所の岡っ引きたちが。攻撃に遭わせて何かしら投擲して援護してくれるということで。

中山/GM:「やはり考える事は同じですか」上に向かって合図の銃声を響かせると、そっちに火盗の捕り方が向かって乱闘を始める。という演出で《破邪顕正》。

貞親:「考えることが同じなら、後は信頼性の問題だ」三日月に《天佑神助》。

三日月:「そういうこと。ここまで考えるのが知略と言うものですよ、ねぇ平賀の旦那」《破邪顕正》して事象を一時的に巻き戻します。

貞親:「頭の回転が早い人がいると助かるな」

GM:奥義の応酬は終わりですね。貞親の《鎧袖一触》は通りました。

十五郎:「なんか目まぐるしいな」と舟の上でニヤリ笑い。

三日月のメインプロセス

三日月:「……さて、中山様。奥の手がここまでなら、改めて。天狗の怒りというものを、目に焼き付けてお逝きなさい!」マイナーアクションで《地を薙ぐ者》。ウージーは範囲(選択)なのでダメージ+3。メジャーアクションで《コンバットシューティング》。中山と役人4モブが対象で達成値12。中山には《殲滅者》でファンブル値+1。

GM:役人は全員回避しましたが、中山には命中です。

三日月:「くっ!歴史の修正力が強い! ……だが、中山!貴様だけは歴史が許さなかったようね!」

GM:役人Aはこのラウンドの行動を破棄して中山をかばいます。

三日月:ダメージは《悟入:魔縁》と《天狗身:烈風》でダイス2つ追加でさらに+2D6なので……35点。

GM:役人Aが倒れます。

三日月:「済まない狒々男……中山斬るまで死ぬんじゃないよ!」

金剛童子のメインプロセス

GM:次のイニシアチブプロセスで金剛童子が吼える。

十五郎:金剛童子が先か。

金剛童子/GM:「できればここでこんな大仕掛けはしたくなかったんですがねぇ!」《天佑神助》で中山の《鎧袖一触》を復活させ、即座に使用させます。

三日月:そのとき、充の仮面が共鳴し、再び金剛童子の面にヒビが入る。充の最期の遺志の放つ《天佑神助》が、天狗のもつ《破邪顯正》を呼び起こしたのだ。

十五郎:「新太の親父さんが、お前達の悪行を許しはしない、そう言ってンだよ!」

銀次郎:「鬼神衆の力、見くびったな金剛童子!」

金剛童子/GM:「ぬゥ」金剛童子はマイナーアクションで銀次郎、貞親、三日月のエンゲージに移動し、メジャーで三日月に剣を振りかぶり「伸びろ!」と叫ぶや蛇腹の剣を繋ぐ鎖を開放して鞭のように周囲をなぎ払います。《広大無辺》でPC全員を対象に。達成値14。

三日月:回避。

十五郎:十五郎、回避。

銀次郎:よし、回避。

貞親:むぐぐっ。1足りない。

三日月:じゃ、《未来の記憶》でダイス目を+1する。『特異点解放! 波動関数の収束結果改編』と、ターゲットスコープの下に文字が出ます。で、特異点カウンターが一減り、残りふたつ。

GM:ここで中山が銀次郎の足元に威嚇射撃して《漆黒の波動》。ダイス目を-2して達成値を12に落とす。

銀次郎:ダメージくらいましょう。さぁ、来い!

金剛童子/GM:「落ちなせえ!」《一刀両断》を乗せます。56点の〈神〉ダメージ。蛇腹剣が身体に巻きつき、絞り上げるように斬り裂く。

銀次郎:ダメージは素直にくらって、覚悟状態に突入します! 「……それじゃあ、俺の命には届かねぇなぁ!」血塗れで笑います。火事場の底力で2点追加回復して17点。

金剛童子/GM:「しぶといでやすねぇ。苦しむだけだというのに」

銀次郎のメインプロセス

銀次郎:銀次郎は行動を遅らせて最後に回します。防御行動待ちで。

その後このラウンドで銀次郎が行動を行なうことはなかった。よくある凡ミスである。

十五郎のメインプロセス

十五郎:俺は同エンゲージの役人をまず始末します。マイナーアクションで《闘気集中》、メジャーアクションで《大斬り》。5と6だから《武神の手》でクリティカルですね。

銀次郎:天獄流凄い!

十五郎:基本1D6+11、《大斬り》で+1D6、《闘気集中》で+1D6、クリティカルで+1D6、つまり4D6+11。

三日月:いや、まだ+2D6ある。

十五郎:あ、《鎧袖一触》か! 22点、〈神〉ダメージです。

GM:瀕死でギリギリ立ってます。

貞親のメインプロセス

貞親:まずイニシアチブプロセスで「避けろーッ」と叫びながらふところに入れていた金属の球体をばしっと甲板に叩き付けますと、それが帯状に加工された金属がぱぁんとはじけて全方向にまき散らされ、んでそれにエレキテルから電気を流してバチバチバチッ! という演出で《驚天動地》を使います。21点の〈神〉ダメージ。

GM:では、瀕死の役人Aが中山をかばい、毘沙門組AがBをかばう。そして役人Aと毘沙門組Aが雷に撃たれ、河へ落ちます。役人CとDは瀕死ですが健在。

貞親:本来の行動はメジャーアクションで普通に攻撃。エレキテルで瀕死の役人の片方を撃ちます。

GM:それは同値でリアクション有利の回避。

銀次郎:ちょいと待った。《畏怖の幻影》でその達成値に-2します。恐ろしい獣の殺気に足元が狂うということで。

GM:わずかにすくんだその足が命取りとなった。

貞親:〈神〉の15点。

GM:少し焦げ臭くなってドウと倒れる役人。

貞親:「ほい、っと」さっきの鉄片の一つからだめ押しの電気を流してる感じ。

中山のメインプロセス

GM:中山はマイナーアクションで《地を薙ぐ者》、メジャーアクションで《精密攻撃》を使い、銀次郎、貞親、三日月に向かって弾を撃ち尽くす勢いで乱射します。さらに《撃滅者》も入ってますね。

破れかぶれになって乱射する中山の弾は、しかし確実に英傑たちをとらえた。

GM:ダメージは18点の〈殴〉。

銀次郎:《範囲防御》で3点軽減。さらにお奉行を《援護防御》でかばい、《どこ吹く風》を使って9点軽減し、〈殴〉防御値が8あるのでふたり分からでも5点ダメージです。

貞親:うおお、ありがたい!

三日月:12点。持ちこたえ。

役人Dのメインプロセス

GM:十五郎を狙ってマイナーアクションで《居合い》、メジャーアクションで《大斬り》。命中して18点の〈斬〉です。

十五郎:のこり6点「雑魚が、無理すんじゃねえよ!」と強がる。

毘沙門組Bのメインプロセス

GM:十五郎が切り結んでる横で、毘沙門組がマイナー移動、メジャーでお奉行に攻撃。達成値は悲惨すぎる12。

貞親:むむ、でも当たるかもだ。あたるー。振り直すのもイマイチだな。

GM:7点の〈斬〉。

貞親:「……ぐっ、刃傷沙汰は慣れないんだが……っ」〈斬〉防御2で5点。残り11。

GM:これで全員の行動が終了しました。