2015年02月22日 [長年日記]
§ [Ludus] 『Gのレコンギスタ』「海の重さ」
キア隊長は海の底が抜けて大騒ぎしてるけど、メガファウナの中ではミラジから後ろを取られて顔を赤らめるギゼラや、ラライヤを巡ってケルベスとリンゴが争ってると思ったらノレドとマニィが生身で密航を企てていたりと、コミカルな描写が目立って何が起こってるのかわかってる側とそうでない側の温度差が出てたですぅ。
シー・デスク内部の風景は、地球の歴史遺産を模倣してその中に超技術の結晶である空気の球や水の球を入れてるのがある種の理想郷といった雰囲気があるですぅ。
全員がシー・デスクに潜入してからはカットイン演出もテンポよく、ズゴッギーも水陸両用の系譜に恥じない活躍をしてたですぅ。
キア隊長は海に穴を開けてしまった責任かコンキュデベヌスで穴を塞いで死んでしまったけど、その前に冷静さを失ったクン・スーンがミサイルでシー・デスクの天井を撃ってしまって前回の隊長と同じことをしてしまい、その意味を知らせたのはここからいい方向になるか悪くなるか興味深いところですぅ。
ジット団との戦いがひと段落したらノレドとマニィが登場前の絵だとどう見ても敵側っぽかったデザインのG-ルシファーを捕獲してしまってたり、ついにヘルメスの薔薇が姿を現したりと速い展開が続きましたぁ。
やはりヘルメス財団のトップらしくケリュケイオンを持ち、ロココ調ファッションに身を包んでいたラ・グー総裁は、富野監督の好きそうな宇宙貴族だと感じましたぁ。それはそうと、ムタチオンの話をしていたとき「まだ二百歳にはなってません」といったところの少し困ったような総裁の表情はいいものだったですぅ。