2015年03月08日 [長年日記]
§ [Ludus] 『Gのレコンギスタ』「ニュータイプの音」
冒頭は天才とミックの戦況分析から始まるけど、天才はかわいく三つ編みいじりながらだけど冷静な説明をするのも堂に入っていて、大陸間戦争も戦ってきて離れしてる様子が表現されてるですぅ。
場面転換したらベルリに保湿クリーム塗ってもらうスルガン総監のサービスシーンなのには驚きましたぁ。それはそうとして、このシーンではメガファウナの面々がアメリア軍には合流したくないこと、それは広い世界を見てしまったからだということが娘の口から父に語られ、アイーダの親離れと、娘が親も知らないことを知ったことに困惑する父の様子が描写されたのは、一行がそれだけ見聞を広めたことがよくわかるですぅ。
マッシュナーとロックパイは艶めいた描写なんだけど、クノッソスの艦長がかき混ぜてくれるから楽しいところがあるですぅ。
ビーナス・グロゥブから来たポリジット隊は味方にライフルを向けてどやされるところでやっぱり戦争慣れしてないのをアピールして、天才とミックは「寝坊しましたもんね」でそういう関係なのをアピールしてたけど、それを聞いたサラマンドラ艦長が顔真っ赤にして震えるところは細かくいい芝居させてるですぅ。
戦闘はこれまでにない物量で攻めてくるアーミィをさばききるヘカテーの棺桶ビットや、相変わらずエフェクトが凄まじいガイトラッシュの一方、戦争を見ようとしてぶつかり合うポリジットとそれを引率するケルベス、おびえてるからこそ戦争に引っ張られるみたいなゆるく危うい部分も描いているのがいいですぅ。それと、今作ではどこの陣営も艦長が個性的なのでブリッジ内の会話だけでも楽しいのがよくできてますぅ。
戦いの中心ではベッカーがあっさりやられ、ポリジットの一機が錯乱してビームマントで爆散させられたことで、ベルリがG-セルフを持つものの義務を果たすとパーフェクトパックを駆使してガイトラッシュを倒すものの、人殺し慣れしていない上にニュータイプの感応でも起こしたのか硬直しているベルリを、記憶喪失だったけどレジスタンスの工作員でプロの軍人ラライヤが励ますのは意外性と謎の説得力があるくだりだったですぅ。
フラミニア先生の「ビーナス・グロゥブとクンタラって似たようなもの同士なんですよ」というのは、人類維持のために食料であることやフォトン・バッテリーを作り続けることを強いられていることを指すのかにゃーとか考えたりしたですぅ。
ところで、ジーラッハはG-ラハ(ヘブライ語の潤い)なんじゃろうかとぼんやり考えてたら、ジット団もG-Itなのかもしれぬと思いついたですぅ。
§ [NOVA] 2015年03月08日『The Right Stuff』
クロード・シメイ(?・♂・カブキ、カゼ●、アラシ◎):ローンで買ったベリアルを駆り、法律や取り締まりお構いなしにN◎VAの街を疾走する運び屋だが、今回はその腕をトライアンフに買われ、拠点型空母ケント・ブルース停止のミッションを請け負った。プレイヤは隠者氏。
セフィロス(17・♂・カブキ◎、ミストレス、ニューロ●):ペルソナはハイスクールの生徒、キーはアイドルへの楽曲やAR演出を提供するニューロ。トライアンフから依頼を受け、クロードのヴィークルごと社用の亜軌道ジェットで北米連合入りした。プレイヤは荒原の賢者氏。
ニコライ・葛木(?・♂・カゲ、レッガー●、イヌ◎):北米産まれの警察企業、Lone Star N◎VA所属の悪徳警官。私腹を肥やす一環でMIDのバイトもしており、久しぶりに故郷の土を踏んだと思ったら大統領閣下のエージェントとして拠点型空母へ挑む羽目になる。プレイヤは森聖氏。
増え続ける紛争や海賊に対抗するために北米連合政府がトライアンフに依頼して建造した無人艦載機や迎撃システム満載の単艦で戦場を構築できるケント・ブルース級拠点型空母が、そのお披露目パーティで突如暴走したことから今回のアクトは始まったですぅ。
一軍にも相当する拠点型空母を止めるために雇われたプロフェッショナルは、艦内を駆け巡るヴィークルを駆り防衛システムに対抗できる火力を持つクロード・シメイ、艦を制御するシステムに触ることができる超ウィザード級ニューロのセフィロス、そしてMIDのシークレットエージェントで生身での戦闘力に長けたニコライ・葛木の三名ですぅ。
彼らはそれぞれN◎VAからトライアンフの社用亜軌道ジェットや、パーティ会場をうろついていたら黒服に捕まえられるなどさまざまな方法で、ニューフォート近郊のトライアンフ社ドックを訪れ、さっそくケント・ブルースはちょっとやそっとじゃ破壊できないと豪語する開発主導者のリチャード・ウォレスから自慢話を聞きながら、オーバーブーストでドックの壁を突き破った目標の座標を特定したですぅ。
するとふたたびリチャードが瞳を輝かせ、レールガンに使っている流体プラズマを推進剤に使ったプラズマ・ジェットを彼専用ウォーカー、オーヴァー・ザ・レインボーで実験する機会だから、クロードのベリアルと三人を詰めた突入用コンテナを持っていくと言い出し、キャストたちは不安がりながらも彼の申し出を受け、リチャードの《突破》で大西洋を飛び、アンカーをポールに絡みつかせながらケント・ブルースへ着艦、ミッションを開始したですぅ。
しかし外周部をうろついていると主砲から砲撃を受けるので、それから逃げつつセフィロスが中心になって内部構造を解析すると、艦のシステムは主砲のアメイジング・グレイス、動的防御甲板のニューフォート、飛行甲板のアンクル・サムがそれぞれ独立し、CICのオーヴァー・ゼアで統括されていることがわかったですぅ。
怪しいのはCICだけど、そこへ行くまでには中枢ブロックを殻のように守る動的防御甲板を破壊せねばならないと、途中のセキュリティをセフィロスが解除しながらベリアルはハリネズミのように迎撃火器を備えた巨大な装甲と対峙するも、ニコライが《不可知》も交えた圧倒的暴力で防御神業をすべて吐き出させ、無理やりにゲートをこじ開けて突入しましたぁ。
CICへの通路も神業で塞がれつつあったけどクロードが場所なんて関係なく《突破》し、ついにメインフレームのオーヴァー・ゼアと対面したキャストたちは、そこにポリゴンで描かれた人のような顔、ゴズマがいることを発見したですぅ。一度は破壊されたものの、新たな肉体を手に入れたゴズマが主機に全力運転命令を送ると、ケント・ブルースは浮上し、成層圏を目指して飛翔を始めたですぅ。リチャード・ウォレス曰く「できるんだからつけた」機能だけど、このまま成層圏に到達して〈★射撃〉〈※フルファイア〉とやれば地球の半球程度を焦土にできるリチャード曰く「可能だから」作ったアメイジング・グレイスを止めるためにも、キャストたちはなし崩し的にゴズマと戦う羽目になったですぅ。
クライマックスの戦いはセフィロスが〈★芸術〉〈電脳〉〈†オンステージ〉〈†ジャンヌダルク〉〈†ターボブースト〉でゲーム上でゴズマと戦い機能を分断させるという演出で味方の能力を上げ、クロードとニコライがオーヴァー・ゼアを叩く構図になったですぅ。
セフィロスがゴズマの放つ攻撃を“災厄”で失われたコナミコマンド打ち込み《電脳神》で回避したり、無慈悲な砲火がオーヴァー・ゼアのメインフレームを破壊し、リチャードもグスタフ・グローリーを六連装にしたオーヴァー・ザ・レインボー専用ハンドガンのピースメーカーからピンポイントなECM兵器を発射してゴズマのバックアップを破壊していると、基板に埃が入ってゴズマがバグり、人間が目にしてからでは操作が追いつかない洗濯機弾幕を《神の御言葉》として発射するも、“災厄”以前から培われた手動連射とパターン覚えを駆使したセフィロスの《チャイ》が打ち消し、ゲームはクリアされオーヴァー・ゼアもその機能を停止、主砲のアメイジング・グレイスも流体プラズマが逆流して爆発、ゲーム対決に負けたゴズマもふたたびウェブへと拡散して消えていったですぅ。
かくしてケント・ブルースは機能を停止し、クロードはスカンクワークスからスカウトを受けたり、セフィロスは賞賛の声を浴びたり、ニコライは大統領の覚えがめでたくなったりしながら、アクトは終了したですぅ。
今回はクライマックスでセフィロスとゴズマがシューティングゲームで勝負しながら、物理的なオーヴァー・ゼアのシステムをクロードとニコライのコンビが破壊していく、なかなか絵になる演出でしたぁ。
また、シューティングゲームのパーツ破壊を再現するためSPSとしてケント・ブルースを構成するパーツ(ゲスト)の撃破を準備していたけど、効率最優先プレイのキャストたちは隔壁のニューフォートと本丸のオーヴァー・ゼア以外無視したので残念ながらポイントは少なかったですぅ。