2023年09月16日 [長年日記]
§ [DnD][5e] アドベンチャー:町の防衛戦(3レベル)
今週の小冒険は3レベルのキャラクター4人用ですぅ。
データ関係はOGLのものを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。
冒険の概要
この冒険は3人用の短時間で終わるアドベンチャーである。
キャラクターたちが逗留している町に、オークの軍勢が攻め込んできた。キャラクターたちは町の人々に乞われ、防衛戦に参加することになる。
マンモスに乗ったオークの軍勢の大将を倒せば戦いは防衛側の勝利になる。
冒険への導入
キャラクターたちが滞在している宿に、町の人々が駆け込んでくる。地平線の向こうからオークの軍勢がやってきたので、防衛戦を手伝ってほしいという。報酬は1人50gpだ。
キャラクターたちが依頼を受けたら、市門の外に案内される。敵軍がここに迫るまでに倒さねばならない。
1.選択
防衛戦にはキャラクターたちの他にも冒険者と町の衛兵が十数名参加している。
まずキャラクターたちは、市門の側で防衛する隊に入るか、攻撃する斬り込み隊を選ぶ必要がある。防衛隊を引き受けるなら「2.市壁に到達した敵軍」、斬り込み隊に参加するなら「3.突破せよ」へ進むこと。
2.市壁に到達した敵軍
組み分けをして数十分経つと、オークの斬り込み隊が市壁に殺到してくる。ここで守り切らねば、町は彼らに食い尽くされてしまう。他のNPCたちもいるので、キャラクターたちはオーク6体とオーガ2体を相手取ればいい。
オーガ
大型・巨人、混沌にして悪
AC:11(ハイド・アーマー)
hp:59(7d10+21)
移動速度:12m(40フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
19(+4) | 8(-1) | 16(+3) | 5(-3) | 7(-2) | 7(-2) |
感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉8
言語:共通語、巨人語
脅威度:2(450XP)
アクション
グレートクラブ:近接武器攻撃:攻撃+6、間合い5フィート、目標1体。ヒット:13(2d8+4)[殴打]ダメージ。
ジャヴェリン:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+6、間合い1.5m(5フィート)または射程9/36m(30/120フィート)、目標1体。ヒット:11(2d6+4)[刺突]ダメージ。
オーク
中型・人型生物(オーク)、混沌にして悪
AC:13(ハイド・アーマー)
hp:15(2d8+6)
移動速度:9m(30フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
16(+3) | 12(+1) | 16(+3) | 7(-2) | 11(+0) | 10(+0) |
技能:〈威圧〉+2
感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉10
言語:共通語、オーク語
脅威度:1/2(100XP)
侵攻:ボーナス・アクションで、オークはそれの見ることができる敵対しているクリーチャーに近づくように、自分の移動速度まで移動することができる。
アクション
グレートアックス:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:9(1d12+3)[斬撃]ダメージ。
ジャヴェリン:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+5、間合い1.5m(5フィート)または9/36m(30/120フィート)、目標1体。ヒット:6(1d6+3)[刺突]ダメージ。
3.突破せよ
斬り込み隊は敵の前衛を迂回し、側面から敵を崩すのが目的だ。しかし、相手もそれは考えている。そこには遊撃部隊が待ち構えていた。
遊撃部隊のうち、キャラクターたちが相手取る必要があるのは、オークのドルイドであるカエータと、彼女が使役するダイア・ウルフが3体である。
ダイア・ウルフ
大型・野獣、無属性
AC:14(外皮)
hp:37(5d10+10)
移動速度:15m(50フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
17(+3) | 15(+2) | 15(+2) | 3(−4) | 12(+1) | 7(−2) |
技能:〈隠密〉+4、〈知覚〉+3
感覚:受動〈知覚〉13
言語:-
脅威度:1(200XP)
鋭敏聴覚・嗅覚:このウルフは聴覚および嗅覚に関する【判断力】〈知覚〉判定に有利を得る。
群れ戦術:少なくとも1体のウルフの味方がクリーチャーから5フィート以内にいて、その味方が無力状態でない限り、このウルフはそのクリーチャーに対する攻撃ロールに有利を得る。
アクション
噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:10(2d6+3)[刺突]ダメージ。目標のクリーチャーは難易度13の【筋力】セーヴィング・スローに成功しなければ伏せ状態になる。
ドルイド
中型・人型生物(任意の種族)、任意の属性
AC:11(バークスキンで16)
hp:27(5d8+5)
移動速度:9m(30フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
10(+0) | 12(+1) | 13(+1) | 12(+1) | 15(+2) | 11(+0) |
技能:〈医術〉+4、〈自然〉+3、〈知覚〉+4
感覚:受動〈知覚〉14
言語:ドルイド語に加えて任意の言語2つ
脅威度:2(450XP)
呪文発動:ドルイドは4レベルの術者である。呪文発動能力値は【判断力】である(呪文セーヴ難易度14、呪文攻撃+4)。ドルイドは以下の呪文を準備している。
初級呪文(無限回):シャレイリ、ドルイドクラフト、プロデュース・フレイム
1レベル(4スロット):エンタングル、サンダーウェイヴ、スピーク・ウィズ・アニマルズ、ロングストライダー
2レベル(3スロット):アニマル・メッセンジャー、バークスキン
アクション
クオータースタッフ:近接武器攻撃:攻撃+2(シャレイリで+4)、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:3(1d6)[殴打]ダメージ、両手持ちの場合4(1d8)[殴打]ダメージ、あるいはシャレイリの効果中は6(1d8+2)[殴打]ダメージ。
4.移動型本陣
防衛隊と斬り込み隊により、オークの波は防げた。しかし、そこに地面を震わすような太鼓の音が響く。
それと共に現われるのは、市壁に向かい悠然と進むマンモスと背中に設えられた台の上に乗ったオークたちである。
キャラクターたちがこの“本陣”を攻略しない限り、この町が明日の夜明けを見ることはないだろう。
5.背中に上れ
敵の本陣であるマンモスには、よじ登ることができる。オークたちが乗っている台までは9m(15フィート)の高さがあり、難易度12の【筋力】〈運動〉判定に成功すれば、両手両脚を使ってマンモスにとりつき、移動速度の半分の速度で登攀できる。マンモスは自身にとりついていたり、乗り込んでいたりするキャラクターを攻撃できない。
台座の広さは縦6m(10フィート)、横9m(15フィート)である。
最後の戦場にいるのはマンモスが1体と、その上に乗っているオークが2体、そしてオークの首長であるゼウグ(古強者のデータを使用)だ。
マンモスは自身に近づくキャラクターを攻撃する。オークとゼウグはマンモスの上に登られるまでキャラクターを飛び道具で攻撃し、登り切ったキャラクターと優先的に近接戦を行なう。
オークを倒すとあるじを失ったマンモスはおとなしくなる。
オーク
中型・人型生物(オーク)、混沌にして悪
AC:13(ハイド・アーマー)
hp:15(2d8+6)
移動速度:9m(30フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
16(+3) | 12(+1) | 16(+3) | 7(-2) | 11(+0) | 10(+0) |
技能:〈威圧〉+2
感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉10
言語:共通語、オーク語
脅威度:1/2(100XP)
侵攻:ボーナス・アクションで、オークはそれの見ることができる敵対しているクリーチャーに近づくように、自分の移動速度まで移動することができる。
アクション
グレートアックス:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:9(1d12+3)[斬撃]ダメージ。
ジャヴェリン:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+5、間合い1.5m(5フィート)または9/36m(30/120フィート)、目標1体。ヒット:6(1d6+3)[刺突]ダメージ。
古強者
中型・人型生物(任意の種族)、任意の属性
AC:17(スプリント)
hp:58(9d8+18)
移動速度:9m(30フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
16(+3) | 13(+1) | 14(+2) | 10(+0) | 11(+0) | 10(+0) |
技能:〈運動〉+5、〈知覚〉+2
感覚:受動〈知覚〉12
言語:任意の言語1つ(普通は共通語)
脅威度:3(700XP)
アクション
複数回攻撃:古強者は2回のロングソード攻撃を行なう。ショートソードを抜いているなら、さらに1回のショートソード攻撃を行なえる。
ロングソード:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:7(1d8+3) [斬撃]ダメージ、両手持ちの場合8(1d10+3) [斬撃]ダメージ。
ショートソード:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:6(1d6+3) [刺突]ダメージ。
ヘヴィ・クロスボウ:遠隔武器攻撃:攻撃+3、射程30m/120m(100/400フィート)、目標1体。ヒット:6(1d10+1) [刺突]ダメージ。
マンモス
超大型・野獣、無属性
AC:13(外皮)
hp:126(11d12+55)
移動速度:12m(40フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
24(+7) | 9(−1) | 21(+5) | 3(−4) | 11(+0) | 6(−2) |
感覚:受動〈知覚〉13
言語:-
脅威度:6(2300XP)
踏み荒らし突撃:マンモスが少なくとも20フィート直線移動してから同じターンにクリーチャーへの牙の突き刺し攻撃をヒットさせたなら、その目標は難易度18の【筋力】セーヴィング・スローに成功しなければ伏せ状態になる。目標が伏せ状態ならマンモスはボーナス・アクションで1回の踏みつけ攻撃を目標に行なえる。
アクション
牙の突き刺し:近接武器攻撃:攻撃+10、間合い3m(10フィート)、目標1体。ヒット:25(4d8+7)[刺突]ダメージ。
踏みつけ:近接武器攻撃:攻撃+10、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:29(4d10+7) [殴打]ダメージ。
結末
ゼウグを倒せば防衛戦はキャラクターたちの勝利となり、報酬に加えて盛大な宴会が催される。
この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。