2008年05月29日 蒸しキング 編集
§ [NOVA] “凍土を喚ぶ者”ロストワン(消費経験点20)
“凍土を喚ぶ者”ロストワン(?・?・バサラ=バサラ=バサラ◎●):災厄の日に誕生したニューロデッキに対応する相を持たない超AI。長らく聖母殿に封印されていたが、何者かによって覚醒させられた。現在は義体やドロイドを乗り継いでニューロエイジを放浪している。
技能:〈交渉〉1、〈自我〉3、〈知覚〉1、〈コネ:13人目の汎元殿首領〉1、〈コネ:イータ〉2、〈社会:N◎VA〉2、〈社会:アストラル〉2、〈社会:ストリート〉1、〈力学〉2、〈変化〉2、〈飛行〉1、〈元力:火炎(負)〉3、〈元力:大地(正)〉2、〈元力:虚無〉3
装備:IANUS(0)、タイプD(4)、アイアンウィル(3)、ディスパッション(6)、スリーアクション(3)、増幅杖(6)、陰那(3)、AI(0)
ニューロデッキのモチーフになっているトートのタロットには魔術師のカードが三枚ある。というところから思いついたキャストですぅ。ルーラーにバサラ三枚希望されたので作ってみたけど、次に日の目を見るのはいつの日やらですぅ。
2012年05月29日 この物語の教訓は圧制が文明の崩壊をもたらすということである。 編集
§ [Liber] 伊藤博明『ルネサンスの神秘思想』
これはギリシアやエジプトの神々、古代の哲学や信仰、占星術やカバラといった異教の存在がルネサンス期にどうキリスト教と習合して理論的な裏づけを得ていったのかを、歴史の流れを経糸に、個別の事例を緯糸にし、二方向から見ている本ですぅ。
主に十四~十六世紀のイタリア半島(フィレンツェ)を中心に話が進むけど、ルネサンスがどういうものだったのか、その時代に何が起こっていたのかという基礎的な部分については説明を省いているところも多いので、中学校から高校の教科書くらいの知識を持っていたほうがスムーズに読めると思うですぅ。
第一部『〈神々の再生〉の歴史』は、前述の経糸である歴史の流れをフィレンツェに関わりの深いフランチェスコ・ペトラルカ、マルシリオ・フィチーノ、ピーコ・デッラ・ミランドラという三人の思想家を中心に論じてますぅ。
これは中世後期の主流だったスコラ学へ対抗するように発生した人文主義の歴史で、異教の神や詩から、それらを語った詩人や哲学者が霊感として受け取っていたキリスト教的真理を読み解こうとした寓意解釈の歴史である、という筋立てでボッティチェリやラファエロの絵画に込められた寓意の例示なども行いながら話が進んでいるですぅ。
第二部『〈神々の再生〉の諸相』では、緯糸であるキリスト教と混交した異教の存在を個別に取り上げながら、それらを当時の人々はどうキリスト教に適合するよう解釈したのか、そしてそれはどのような影響をもたらしたのかという話をしているですぅ。
ここではヘルメス・トリスメギストスやヒエログリフに代表されるエジプト神話、ゾロアスターやオルフェウス、ピュタゴラスといった古代の神学者たち、ギリシア神話とも関係が深い占星術、イベリア半島を追放されたユダヤ人によりもたらされた新しい秘儀のカバラと、ルネサンスの主だった神秘思想が概説されていますぅ。
そういうわけでこの本の位置づけを考えると、ルネサンスがどんな思想的バックボーンを持っていたのか、どうやってキリスト教は異教と折り合いをつけたのか、魔術や錬金術、占星術、カバラのような神秘思想はどういうところから出てきたのかという一例を見たい人にとって、かなり有用な概説書になっていると感じたですぅ。
巻末の年表と出典一覧、参考文献の存在もよくまとまっているのも、この本を概説書として推す理由のひとつですぅ。特に参考文献については章ごとに区切ってある上、文庫化にあたって日本語で読める本を優先して再編集されているので、ここから次に繋げやすい良書になっているですぅ。
2013年05月29日 対立する状況がつねに戦闘のみで解決される必要はないとしても、ゲームのもっともエキサイティングな核心部分では、戦闘が関係してくることはまちがいない。 編集
§ [Promiscuus] GIGAZINEの記事『ADHDは作られた病であることを「ADHDの父」が死ぬ前に認める』の誤り
GIGAZINEの記事『ADHDは作られた病であることを「ADHDの父」が死ぬ前に認める』で引用されていたDER SPIEGELの記事『Schwermut ohne Scham』の主な該当部分、
Ein großer, hagerer Mann mit Brille und Hosenträgern öffnete 2009 die Tür zu seiner Wohnung am Harvard Square, lud an den Küchentisch und schenkte Kaffee aus. Niemals hätte er gedacht, erzählte er, dass seine Erfindung einmal derart populär würde. "ADHS ist ein Paradebeispiel für eine fabrizierte Erkrankung", sagte Eisenberg. "Die genetische Veranlagung für ADHS wird vollkommen überschätzt."
Stattdessen sollten Kinderpsychiater viel gründlicher die psychosozialen Gründe ermitteln, die zu Verhaltensauffälligkeiten führen können, sagte Eisenberg. Gibt es Kämpfe mit den Eltern, leben Mutter und Vater zusammen, gibt es Probleme in der Familie? Solche Fragen seien wichtig, aber sie nähmen viel Zeit in Anspruch, sagte Eisenberg und fügte seufzend hinzu: "Eine Pille verschreibt sich dagegen ganz schnell."
で記述されていることは、翻訳すると以下のようなものになるですぅ。
眼鏡とサスペンダーが特徴的な痩身長躯の男性は、2009年にハーバード・スクエアにある自宅の台所でコーヒーを注いでいた。彼はみずからのかつて名づけたものがとても有名になってしまったと話した。「ADHDは作られてしまう病名の典型例だ」そうアイゼンバーグは言う。「ADHDの遺伝的要因は過大評価されている」
そのかわりに、児童精神科の医師は問題行動と関係する心理の社会的要因を徹底的に調べあげるべきだとアイゼンバーグは主張した。両親とのいさかいはないか、母親と父親が同居しているか、家庭内の問題は? こうした質問は重要だが、長い時間がともなうだろう、アイゼンバーグはため息まじりに補足した。「それに対して薬を処方するのは簡単だ」
つまり、アイゼンバーグ氏は遺伝的要因が過大評価されて社会的要因の調査がおろそかになるためにADHDが診察室で“作られて(診断されて)”しまいがちになると言っているだけで、ADHDが製薬会社の要請や陰謀によって“作られた”ものだとは話していないですぅ。
おおかたADHS ist ein Paradebeispiel für eine fabrizierte Erkrankung
の“fabrizierte”を産業が生み出したのニュアンスで訳してしまったものだろうと考えていたらΤακäħjrö Ιŋøüé(@inotti_ele)さんから、さきの記事、『Schwermut ohne Scham』を元にした都市伝説が出回っているというネタばらしをいただいたですぅ。
2014年05月29日 編集
§ [DX] 『Who Inside』公開
夏も近づいてきたので、夏をテーマにしたダブルクロスのシナリオ『Who Inside』を公開しましたぁ。『ルール1』のみでプレイできるオーソドックスなシナリオですぅ。
『エフェクトアーカイブ』には対応していないですぅ。
§ [DnD][5e][LnL] 『水晶球を眺めて(Gazing into the Crystal Ball)』
この一週間、私たちは多くのD&Dの未来に関わる多くの刺激的なニュースを君たちと共有した。私たちは一大叙事詩『暴虐の悪竜(Tyranny of Dragons)』の物語を発表し、コア・ルールブックと『D&D Starter Set』の発売日を公開し、そして『ベーシックD&D』についても口を滑らせた。
発売が近づくD&D製品のプレビュウに向けての準備をしながら、私はD&Dの未来とOpen Gaming Licenseについて受けてきた多くの質問に答える時間を取ろうと思う。2012年始めに第5版の作業を始めて以来、私たちは正しい方角へ向かうために時間を取ると約束してきた。私たちは無数のプレイテストを通して入念に調査のデータとフィードバックを検討し、何度もゲームを調整してきた。君たちが私たちに求める標準的なものに応えられるだけのゲームを届けられるはずだと確信し、適切な時が来るまで私たちは何も発表を行なわなかった。
私たちは『ベーシックD&D』への道のりでも同じようなことをした。私たちは訊ね、そして記録してきた。私たちはみんながD&Dに何を求めているか、彼らがどんなゲームをプレイしているのか、そして彼らは何をもっとも評価するかを観察してきた。ルールを正しい方角へ向けるために時間を取っているとき、私たちはゲームのコアができるかぎり最高の方法で君たちに届けられるのを確認するために時間を費やしてきた。
さまざまなものを作成したり多くのものに彼らのしるしを刻み、D&Dの世界を刺激的にするため、私たちはD&Dのファンの権利を拡大するためのシステムについて、同じ方法論を採用している。私たちはまだ何も発表する準備はできていないが、目標のいくつかを君たちと共有したい。
まず、私たちはD&Dのファンが作成するあらゆるのものを確実に高い品質にしたい。アドベンチャーからモンスターまで、『Dungeon Master's Guide』にはゲームの多くの要素を作成するためのガイドラインが収録されている。『ベーシックD&D』にはDMに作成が求められるものの基礎とキャンペーンの運営が収録されているが、ルールに隠された意図やそれらをいじりまわすことの重要性については詳しく書いていない。『ベーシックD&D』が狙っているのは新規プレイヤーやシステムの複雑さや深さを求めていない人たちだ。それは君のテーブルで使うアドベンチャーを作成するには充分だが、広く共有するためのものではない。こうした理由から、少なくとも『Dungeon Master's Guide』が11月に発売されるまで、私たちは何かを始めたくない。
さらに、『DMG』が店頭に並んだ当日にことを始めるのも時期尚早だ。ルールとそれらすべてがどう連携するかを読み込むためには時間がかかる。私たちがゲームについての作業で学んだことやデザインの中にある避けたほうがいい罠や挑戦について、R&Dチームと共有することもできる。
したがって、私たちは作業しながら予定を共有していきたい。詳細についてはいまだ不確かだが、私たちは計画の詳しいことについてこの秋に発表する予定があるとは言うことができる。その発表の後、私たちは2015年の上半期にプログラムを開始するつもりだ。
そのときまで、私たちは君が製品の発売されていく新版に慣れ親しみ、ゲームの過去の版とどう、なぜ異なっているのかを学び、そしてはじめてのキャンペーンに飛び込んでくれることを望んでいる。プレイを通してゲームが持つ複雑な関係性を掘り下げていく以上にいいことはない。コミュニティがゲームの体験を何度か行なうことは、私たちと君たちの両方に創造するために必要なものの波を作っていくことの準備運動になる。
おそらく、それは私たちの意図を明白にする充分な情報だ。第5版のプレイテストやこれまでの数年間行なってきた他のプロジェクトはいずれも、私たちが正しい方角へ向かっていると確かめるのに時間をかけてきた。
2021年05月29日 編集
§ [DnD][5e] アドベンチャー:星の世界、そしてアーカムへ(2~4レベル)
Cの字混じりの小冒険これで完結、か? ですぅ。
データ系はOGLを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。ただし、一部のデータは私が自作したものなので、そちらの引用はないようにしてもらいたいですぅ。
また、現在イエローサブマリンさんに第5版用のアドベンチャー集『駆け出し勇者の小冒険』、そして新作の『冒険者夜話』を1650円(税込)にて依託中ですぅ。さくっと遊べるシナリオをお探しの方は是非ですぅ。
冒険の概要
この冒険は2~4レベル程度のキャラクター3~5人向けの短時間で終わるアドベンチャーである。
ついにユゴスへのポータルがある部屋を解放したキャラクターたち。ミ=ゴは深く感謝し、ふたたびユゴスへの門を開くためポータルを操作する。しかし、長らく作動していなかったポータルからは時空の隙間に住むハウンド・オヴ・ティンダロスが這い出てくる。
ハウンド・オヴ・ティンダロスを撃退し、ポータルに入ってユゴスに行くか、この世界にとどまるかを決断すれば冒険は終了となる。
冒険への導入
ショゴスの封印に成功すると、後からミ=ゴたちがやってくる。彼らはポータルの環状列石を点検し、再起動に必要な装置を取り付けていく。
1.ポータル作動
ポータルが起動されると、黒い石の間を電撃が走り、独特の臭いが立ちこめる。
少しすると電撃は収まるが、しゅうしゅうと煙が出てくる。ミ=ゴたちは様子がおかしいと慌て、空間が歪んだポータルの中からハウンド・オヴ・ティンダロスが3体現われる。
ユググゴトゥンはこの事態を、長らく閉鎖されていたポータルがハウンド・オヴ・ティンダロスの巣穴になっていたのだろうと分析し、キャラクターたちに対処を頼む。
ハウンド・オヴ・ティンダロス
中型・魔獣、中立にして悪
AC:15(外皮)
hp:38(7d8+7)
移動速度:30フィート、飛行30フィート
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
15(+2) | 13(+1) | 12(+1) | 17(+3) | 21(+5) | 17(-3) |
感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉15
言語:-
脅威度:1(200XP)
角の移動:ハウンド・オヴ・ティンダロスは120度以下の角度があるところから、同じく120度以下の角度がある場所まで瞬間移動できる。
アクション
複数回攻撃:ハウンド・オヴ・ティンダロスは爪で2回攻撃する。
爪:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィート、目標1体。ヒット:6(1d8+2)[斬撃]ダメージ。このターン同じクリーチャーに爪の攻撃がヒットしていたなら、それは2d4[酸]ダメージを受ける。
舌:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィート、目標1体。ヒット:目標の【筋力】値は1d4減少する。これによって【筋力】が0になった目標は死亡する。そうでない場合、この減少は目標が小休憩あるいは大休憩を取るまで回復しない。
2.ユゴスへ
ハウンド・オヴ・ティンダロスを倒すと、ポータルは正常に動き始める。歪んだ空間の向こう側には、暗く冷たい空に黒曜石のような石でできた巨大建造物が建ち並ぶユゴスの地が見える。
ハワードやチェーシャが同行しているなら、彼らはここでユゴスへ向かうと言い、ミ=ゴたちとポータルの中に入っていく。キャラクターたちはどうするだろうか。
結末
キャラクターたちがユゴスへ向かうなら、久しぶりに観測地点3487(彼らはヌファーラッツの谷がある世界をこう呼んでいる)からの頼りが来たことを喜ぶミ=ゴたちに歓待を受ける。
ハワードが同行しているなら、彼はここからまた里帰りをすると言い、その護衛をキャラクターたちに依頼する。行く先は、彼の故郷、アーカムの街だ。
この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。
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