ネコぶんこ


2012年08月22日 外に出ると、もちろん雨が降っている。 編集

§ [DnD] ドラウのしおり

エンカウンターズにあわせたもの第二弾は、ドラウの種族ガイドですぅ。


2013年08月22日 比叡法師あはの上座にはかられて緊しき獄につがれけるかな 編集

§ [Promiscuus] マンハッタン(ニューヨークのビル街ではない)

今日はスター・トレックのパッケージになっていたマンハッタンをもさもさ食べながら、もしやリョーユーパン社内ではトレッキーが一大派閥を築いていて「長寿と繁栄を」が挨拶なのではないかと妄想していたですぅ。

それはそうとマンハッタンには牛乳にかぎるですぅ。


2014年08月22日 編集

§ [TRR][Oni] リプレイ『鬼の話~オープニングフェイズ:シーン5』

オープニングフェイズ:シーン5・鬼の復活(銀次郎)

渡辺充との別れから数年後。銀次郎は江戸へ赴いた。

噂を聞いてから充についての調査も行ない。その途上で何度か江戸も訪れた。そして今は、探索で知り合った拝み屋の丈からのつなぎを受け、流れ者たちが集まる悪所の酒場で杯を交わしている。

GM/丈:「まずは一献やってくださいや」

銀次郎:「随分とお久しぶりでござんすね。今度はあっしに何の御用ですかい?」油断なく見つめつつ。

GM/丈:「いえね。俺はこれでも物覚えがいい。旦那が渡辺の旦那について、いろいろ調べていたことを思い出しましてね」

銀次郎:ギロッと怖い目になります。「何かわかったことでも?」

GM/丈:「毘沙門組が、また蘇りやした」

銀次郎:と酒をひっくり返して立ち上がります。「!?」

GM/丈:「先日も丁子屋ってえ廻船問屋がやられたそうです」くいっと酒を呷ります。「旦那にはつれぇ話かもしれねえが、渡辺の旦那はもしかしたら……」

銀次郎:「おい……そりゃあ確かな話なんだろうな?」興奮のあまり口元から牙が覗きかけています。

GM/丈:「確かでござんすよ。もう街のほうもその噂でもちきりですぜ」

銀次郎:とりあえず座り直すと、酒をぐいっと煽って「……つまり、あっしにその一件を探れと?」

GM/丈:「いえ、俺もこんな商売だ。心残りは作りたくないんですよ。俺はあの時、ろくに渡辺の旦那について知らせられなかったんで、せめてものナントヤラってやつで」

銀次郎:ちょっと意外そうな顔で「なんと……あんたにもそんな仏心があったとはね」

GM/丈:「なぁに、あの時貰った金の分の仕事をしただけですよ」

小柄な拝み屋は少し酔いを足に見せて立ち、小粒銀をいくらか親爺に握らせ何事か言い含める。

「金は払ってありますや。あとはお楽しみくだせえ」

「とりあえず礼を言わせてもらうぜ、拝み屋の」

曖昧に頭を下げ、丈は場を辞す。

弔い酒に、連れはいらない。

GM:【宿星:渡辺充の死の真相を追う】をあげます。


2020年08月22日 編集

§ [DnD][5e] アドベンチャー:ゴミ穴の掃除(2~5レベル)

今週も5e用のスリカトゥの街を舞台にした2レベルくらいで遊べる小さな冒険ですぅ。

データ系はOGLを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。

冒険の概要

この冒険は2~5レベル程度のキャラクター向けの短時間で終わるアドベンチャーである。

港街スリカトゥで、冒険者たちは薬屋をやっているオニ(オーガ・メイジ)の老婆、タッフィから、ゴミ捨て穴の掃除を依頼される。この穴に飼われているゼラチナス・キューブを倒さず、餌に惹かれて集まった他の怪物を駆除すれば冒険は成功となる。

冒険への導入

スリカトゥの街角でポーションを売っているオニ(オーガ・メイジ)の老婆、タッフィが冒険者を訪ねてくる。彼女は、ゴミ処理用のゼラチナス・キューブを放している穴の掃除を頼んできた。そこには餌目当てに胡乱な怪物が迷い込むので、定期的に“掃除”が必要だという。もちろん、ゼラチナス・キューブに溶かされない程度の屈強さも必要だ。報酬はヒーリング・ポーション6本と100gpである。

オニ

大型・巨人、秩序にして悪


AC:16(チェイン・メイル)

hp:110(13d10+39)

移動速度:30フィート、飛行30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
19(+4) 11(+0) 16(+3) 14(+2) 12(+1) 15(+2)

セーヴィング・スロー:【敏】+3、【耐】+6、【判】+4、【魅】+5

技能:〈知覚〉+4、〈ペテン〉+8、〈魔法学〉+5

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉14

言語:共通語、巨人語

脅威度:7(2900XP)


再生:オニは1ヒット・ポイント以上でそのターンを開始するとき、10ヒット・ポイントを回復する。

生得呪文発動:オニの生得呪文発動能力は【魅力】(呪文セーヴ難易度13)である。オニは生まれつき、物質構成要素なしに以下の呪文を発動できる。

無限回:インヴィジビリティ、ダークネス

各1回/日:ガシアス・フォーム、コーン・オヴ・コールド、スリープ、チャーム・パースン

魔法の武器:オニの武器攻撃は魔法的である。

アクション

複数回攻撃:オニは爪あるいはグレイヴで、2回の攻撃を行なう。

爪(オニ形態のみ):近接武器攻撃:攻撃+7、間合い5フィート、目標1体。ヒット:8(1d8+4)[斬撃]ダメージ。

グレイヴ:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い10フィート、目標1体。ヒット:15(2d10+4)[斬撃]ダメージ、あるいは小型あるいは中型形態時9(1d10+4)[斬撃]ダメージ。

変身:オニは魔法的に小型あるいは中型の人型生物へと、大型の巨人へと、あるいはその真の姿へと変身である。サイズを除き、そのステータスは変化しない。装備で変身するのはグレイヴのみで、人型生物の姿で使えるように小さくなる。オニが死んだなら、それは真の姿へ戻り、グレイヴも元のサイズに戻る。

1.縦穴

薬屋の近所にある井戸が、くだんのゴミ捨て穴だ。普段は縦穴の中に投げ込むだけだが、掃除なので縄梯子が下ろされている。

縦穴はさしわたし10フィートで、深さは100フィートある。深さ80フィートの壁面にはオーカー・ジェリーが付着しており、生き物が侵入してくると餌とみて攻撃してくる。

オーカー・ジェリー

大型・粘体、無属性


AC:8

hp:45(6d10+12)

移動速度:10フィート、登攀10フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
15(+2) 6(-2) 14(+2) 2(-4) 6(-2) 1(-5)

ダメージ耐性:[酸]

ダメージ完全耐性:[斬撃]、[電撃]

状態完全耐性:恐怖状態、消耗状態、聴覚喪失状態、伏せ状態、魅了状態、盲目状態

感覚:暗視60フィート(この半径外は見えない)、受動〈知覚〉8

言語:-

脅威度:2(450XP)


蜘蛛歩き:ジェリーは能力値判定の必要なく、天井での逆さ歩きを含む登攀が困難な表面を登攀することができる。

不定形:ジェリーは無理矢理入る必要なく、幅1インチ以上の狭い場所を通過できる。

アクション

足のようなもの:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィート、目標1体。ヒット:9(2d6+2)[殴打]および3(1d6)[酸]ダメージ。

リアクション

分裂:中型以上のジェリーが[斬撃]あるいは[電撃]ダメージを受け、10以上のヒット・ポイントがあるなら、2つの新たなジェリーに分裂する。新たなジェリーはそれぞれ元のジェリーの半分(端数切り捨て)と同じヒット・ポイントを持つ。新たなジェリーは元のジェリーよりも1段階小さなサイズである。

2.穴の底

縦穴の底は縦横40フィートほどの広い空間で、投げ込まれたゴミが積み重なったり、壁が崩れていたりで足場の悪い場所がある。そしてその片隅は、どういう経緯で侵入したかはわからないが、混沌の化身たるジバリング・マウザーが空間をひき歪め、すすり泣くような声で冒険者たちをいざなってくる。

ここに元々住んでいたゼラチナス・キューブは本能的な恐怖を感じていたのかジバリング・マウザーと逆の場所に避難していたが、冒険者たちの動きを感知すると、勇気を振り絞ったのか彼らの方に移動を開始する。

ジバリング・マウザー

中型・異形、真なる中立


AC:9

hp:67(9d8+27)

移動速度:10フィート、水泳10フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
10(+0) 8(-1) 16(+3) 3(-4) 10(+0) 6(-2)

状態完全耐性:伏せ状態

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉10

言語:-

脅威度:2(450XP)


異形の地:マウザーの周囲半径10フィートの地面は、パン生地のような移動困難地形になる。その範囲でターンを開始するすべてのクリーチャーは、難易度10の【筋】セーヴィング・スローに成功しなければ、クリーチャーは次のターン開始時まで移動速度が0に減少する。

ぶつくさ:マウザーが何らかのクリーチャーを視認可能で、無力状態でない間、マウザーは不規則なうわごとを繰り返す。マウザーから20フィート以内でターンを開始し、このぶつくさを聞くことのできるすべてのクリーチャーは、難易度10の【判】セーヴィング・スローを行なう。成功しなければ、クリーチャーは次のターン開始時までリアクションが行なえず、d8をロールしてそのターンに何をするか決定する。1~4なら、クリーチャーは何もしない。5~6なら、クリーチャーはアクションもボーナス・アクションも行なわず、すべての移動を使い、ランダムに決めた方向へ移動する。7~8なら、クリーチャーは間合い内のランダムに決めたクリーチャーへ1回の近接攻撃を行なうか、攻撃できないなら何もしない。

アクション

複数回攻撃:ジバリング・マウザーは1回の噛みつきおよび、可能なら目潰しの唾を使う。

噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+2、間合い5フィート、目標1体。ヒット:17(5d6)[刺突]ダメージ。目標が中型以下の場合、それは難易度10の【筋】セーヴィング・スローに成功しなければ、伏せ状態になる。もし目標がこのダメージで死亡した場合、それはマウザーに吸収される。

目潰しの唾(再チャージ5-6):マウザーは15フィート以内の視認可能な場所に化合物の塊を吐き出す。この塊はその衝撃で閃光を発して爆発する。閃光から5フィート以内にいるすべてのクリーチャーは難易度13の【敏】セーヴィング・スローに成功しなければ、マウザーの次のターンが終了するまで盲目状態になる。

ゼラチナス・キューブ

大型・粘体、無属性


AC:6

hp:84(8d10+40)

移動速度:15フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
14(+2) 3(-4) 20(+5) 1(-5) 6(-2) 1(-5)

状態完全耐性:恐怖状態、消耗状態、聴覚喪失状態、魅了状態、盲目状態

感覚:暗視60フィート(この半径外は見えない)、受動〈知覚〉8

言語:-

脅威度:2(450XP)


透明:キューブが移動も攻撃もしていない間にキューブを発見するには、難易度15の【判断力】〈知覚〉判定に成功する必要がある。キューブに気づかずにキューブの場所に入ろうとしたクリーチャーは、キューブに不意討ちされる。

粘体の立方体:キューブは場所すべてを占めている。他のクリーチャーは場所に入ることはできるが、そうしたクリーチャーはキューブの包み込みされ、なおかつセーヴィング・スローに不利を受ける。

キューブの中にいるクリーチャーは視認可能だが、完全遮蔽を得る。

キューブから5フィート以内のクリーチャーは、アクションでキューブからクリーチャーあるいは物体を引き出すことを試みることができる。そのためには難易度12の【筋力】判定に成功する必要があり、なおかつ10(3d6)[酸]ダメージを受ける。

キューブは1体の大型クリーチャー、あるいは4体までの中型以下のクリーチャーまでを1度に保持できる。

アクション

足のようなもの:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィート、目標1体。ヒット:10(3d6)[酸]ダメージ。

包み込み:キューブはその移動速度分移動する。その間、それは大型以下のクリーチャーの場所に入ることができる。キューブがクリーチャーの場所に入る度、クリーチャーは難易度12の【敏】セーヴィング・スローを行なわなければならない。

セーヴに成功すると、クリーチャーは5フィート後ろかキューブの横に押しやられることを選べる。押しやられないことを選んだクリーチャーは、セーヴィング・スローに失敗した結果を受ける。

セーヴに一杯すると、キューブはクリーチャーの場所に入り、さらにクリーチャーは10(3d6)[酸]ダメージを受けて包み込まれる。包み込まれたクリーチャーは呼吸できず、拘束状態になり、キューブのターンが開始する度に21(6d6)[酸]ダメージを受ける。キューブが移動すると、包み込まれたクリーチャーごと移動する。

包み込まれたクリーチャーは、アクションで難易度12の【筋力】判定を行なって脱出を試みることができる。成功すれば、クリーチャーはキューブから5フィート以内の選択した場所に脱出する。

結末

ジバリング・マウザーを倒せば、穴の掃除は完了である。穴の片隅は大きく崩れて土が露出しているため、新しい冒険の種になるだろう。

タッフィは冒険者の働きを気に入るので、また何かの仕事を頼むこともあるだろう。

この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。