ネコぶんこ


2012年10月30日 感情の表出が明らかで、より抑制の少ないエスニック環境に、若い人々が住みたがる傾向。 編集

§ [Promiscuus] iPhone 5大購入

予約してからも黒だの白だの直前まで悩んだけど、結局は端末名Tycho Magnetic Anomaly-1のために黒いの(16GB)を買ってきたですぅ。

ホサカの工場特製と同じ色のiPhoneがないのは残念だけど、次は無刻印キイボードでも買うことにするですぅ。


2013年10月30日 編集

§ [Ludus] 砦が腐ってギャワー

UOで砦をひとつ腐らせてしまったですぅ。


2014年10月30日 編集

§ [TRR][Oni] リプレイ『鬼の話~エンディングフェイズ:シーン16』

エンディングフェイズ:シーン16・そして(十五郎)

蘭学奉行の尽力で、渡辺充の無実は証明されたらしい。

そのこともあり、十五郎はお倫から充の墓参に誘われていた。彼女の横には新太郎がおり、まだ少し複雑な顔でま新しい父の墓標に手を合わせている。

不器用な剣客はその様子を少し離れた場所から眺めていたが、それを見つけた新太郎が駆けてきた。

「おう、新太。とうちゃんにちゃんと手を合わせてきたか?」

「ありがとうな、十五郎のおじさん。母ちゃんも元気になったみたいだ」

新太郎が十五郎にそっと耳打ちする。

「そうか、そいつは何よりだ」

十五郎はぽん、と新太郎の頭に手を乗せた。

「新太、今日お前を墓に連れてきてくれたのは、たぶんな。お前が、少しは大人ンなって、ちゃんと話できるってお倫さんが認めたからだぜ。その気持ち、裏切るんじゃねえぞ」

「そうだったのか。やっとわかったよ」

男同士の話をしていると、少し遅れてお倫が歩いてくる。

「旦那には新太郎がすっかり迷惑をかけてたみたいで」

「や、ま。その、あはははは」

助兵衛心があったのは否定できず、それを隠すほど器用ではないのがこの男なのだ。お倫はそれを見ると微笑み、言葉を続ける。

「やっとあの人に新太を会わせることができました。本当にありがとうございます」

道の先へ走っていく新太郎を見やりつつ、十五郎は野に生きる剣豪の顔でお倫へと向き直る。

「そのうち、あんたと充さん、それと銀さんたちがどんなことしてたのか、聞かせてくれ。あんな連中と、やり合ってたんだろう?」

「あまり思い出したくはなかったけど、今度のことで少し整理がつきました。堅気の道には戻れませんが、よろしいんですか?」

心配するかつての英傑をよそに、新たな英傑の横顔はあくまでも明るかった。

「戦もないこの世の中で、こんなおもしろいこと見つけた。俺ぁいま、ようやく生きてるって気がしてる。足を洗ったあんたには、バカに見えるんだろうなぁ」

「いえ」

困ったような顔で首を振り、女は微苦笑した。

「あの人も、そんな目をしていましたから」


2021年10月30日 編集

§ [DnD][5e] アドベンチャー:騎士が慚愧の騎士と出逢う話(5レベル)

今週の小冒険はアーサー王と円卓の騎士の物語を下敷きにした『円卓騎士異伝』のアドベンチャーで、奇妙な騎士志願の挑戦を受けるアドベンチャーですぅ。

『円卓騎士異伝』はまだ書いている途中で申し訳ないけど、ルールは変えてないのでアーサー王ものがわかるならプレイできる……はずですぅ。

データ系はOGLを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。

冒険の概要

この冒険は5レベルのキャラクター2~4人用の短時間で終わるアドベンチャーである。

キャラクターたちが盆地を旅していると、霧の中に古く立派な城館が現われる。霧はどんどん深くなり、先へ進むことも困難なので、そこでしばらく過ごさざるをえなくなる。

城館の入口は古い魔法で命を与えられたガーゴイルが守っており、その奥にある広間には亡霊と化した騎士がいる。騎士は、この城館はかつて自分のものだったが、霧の息を吐く巨人に乗っ取られてしまったので、生きている者の体を借りて復讐したいと懇願する。

騎士の亡霊の話を聞くかどうかは別として、霧を発生させている巨人を倒せば冒険は終了となる。

冒険への導入

遍歴の旅を行なっているキャラクターたちは、とある盆地に差し掛かった。そこに入ってしばらくすると乳白色の霧が立ちこめ、どんどん濃くなっていく。前を見るのも困難になった頃、前方に城館のような影が立ち現われる。

まるで、キャラクターたちの訪れを待っていたかのように。

1.城館の庭

城館の門を抜けたところには庭園があり、美しく整えられている。しかし、そこに生き物の気配はなく、それがかえって不気味さをかきたてる。

庭園の先には城館の母屋があり、その前には護衛のように1翼持つ悪魔の像が置かれている。

2.動き出す悪魔の像

母屋の入口にある悪魔の像は2体のガーゴイルである。扉を通って建物の中に入ろうとする者たちを攻撃するが、扉を通らず、たとえば窓を破って入るなどする場合は反応しない。

ガーゴイル

中型・エレメンタル、混沌にして悪


AC:15(外皮)

hp:52(7d8+21)

移動速度:30フィート、飛行60フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
15(+2) 11(+0) 16(+3) 6(-2) 11(+0) 7(-2)

ダメージ抵抗:アダマンティン以外の非魔法的な攻撃による[殴打]、[斬撃]、および[刺突]

ダメージ完全耐性:[毒]

状態完全耐性:消耗状態、石化状態、毒状態

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉10

言語:地界語

脅威度:2(450XP)


偽装:ガーゴイルは動かないかぎり、ただの像と見分けがつかない。

アクション

複数回攻撃:ガーゴイルは1回の噛みつきおよび1回の爪で、2回の攻撃を行なう。

噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィート、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[刺突]ダメージ。

爪:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィート、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[斬撃]ダメージ。

3.騎士の亡霊

母屋の中は入ってすぐ広間になっており、そこの隅には青白い光を放つ人影がいる。彼はかつてこの地を治めていた領主、ブライアンのゴーストだ。

キャラクターたちを見つけたゴーストは、この地の王だったブライアンと名乗り、かつて領地に霧を吐く巨人がやってきたとき、これを倒すことができず、館ごと巨人の虜囚にされてしまったと嘆き、生きた騎士の肉体を借りてもう一度戦い、そして解放されたいと語る。

キャラクターたちは、ここでブライアンのゴーストを自分に憑依させるか否かの選択を迫られる。ブライアンのゴーストは巨人を倒さねばならないと使命感に囚われてはいるが、本懐を遂げられればそれ以上の未練はない。

つまり、この遭遇はキャラクター(そしてプレイヤー)が、ブライアンの言うことを信用できるかどうかという話である。ブライアンを受け入れた場合、ブライアンはそのキャラクターが行なう判定を有利にするための援護に徹する。能力値の変更などは行なわない。

体を貸すことを承諾した場合、ブライアンはそのキャラクターに憑依し、巨人がいる主人の部屋へ向かう。拒否した場合、無理矢理にでも憑依しようと戦闘になる。

ゴースト

中型・アンデッド、好きな属性


AC:11

hp:45(10d8)

移動速度:0フィート、飛行40フィート(ホバリング)


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
7(-2) 13(+1) 10(+0) 10(+0) 12(+1) 17(+3)

ダメージ抵抗:[酸]、[電撃]、[火]、[雷鳴];非魔法的な攻撃による[殴打]、[斬撃]、[刺突]

ダメージ完全耐性:[死霊]、[毒]、[冷気]

状態完全耐性:恐怖状態、拘束状態、消耗状態、石化状態、つかまれた状態、毒状態、伏せ状態、麻痺状態、魅了状態

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉11

言語:生前に知っていた言語すべて

脅威度:4(1100XP)


エーテル視覚:ゴーストは物質界にいる時に60フィートまでエーテル界を見ることができ、その逆も可能である。

非実体移動:ゴーストはクリーチャーや物体の占める空間を移動困難地形として通り抜けることができる。物体の中でターンを終えたなら、5(1d10)[力場]ダメージを受ける。

アクション

衰弱の接触:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い5フィート、目標1体。ヒット:17(4d6+3)[死霊]ダメージ。

エーテル化:ゴーストはエーテル界から物質界へ入る、あるいはその逆が可能である。それが境界エーテル界にいる時は物質界でも見ることができ、その逆もそうであるが、他の次元界に影響を与えたり受けたりすることはできない。

恐るべき容貌:ゴーストから60フィート以内にいる非アンデッドのクリーチャーは難易度13の【判断力】セーヴィング・スローに成功しなければ、1分間恐怖状態になる。このセーヴに5以上の差で失敗した場合、目標は1D4×10歳老化する。恐怖状態のキャラクターはターンの終了時にセーヴィング・スローを再び行なえ、成功すれば恐怖状態は終了する。目標がセーヴィング・スローに成功するか効果が終了したなら、目標は次の24時間、このゴーストの恐るべき容貌からの効果を受けない。老化の影響はグレーター・レストレーションの呪文などで元に戻せるが、受けてから24時間以内に限られる。

憑依(再チャージ6):ゴーストが視認でき5フィート以内にいる1体の人型生物は、難易度13の【魅力】セーヴィング・スローに成功しなれば、ゴーストに憑依される。ゴーストの姿は消え、目標は無力状態になって肉体の制御を失う。こうなったゴーストは肉体を制御しているが、目標の意志を奪うことはできない。ゴーストはアンデッド退散以外の攻撃、呪文、あるいはその他の効果の目標にできず、属性、【知力】、【判断力】、【魅力】、および魅了状態と恐怖状態への完全耐性を保持する。それ以外は目標のステータスを使用する。目標の知識、クラス特徴、習熟を使うことはできない。

憑依は肉体のヒット・ポイントが0以下になるか、ゴーストがボーナス・アクションで終了させるか、ディスペル・イーヴル・アンド・グッドの呪文などでゴーストが強制的に排除されると終了する。憑依が終了すると、ゴーストは肉体から5フィート以内の占有されていない空間に再び現われる。目標はセーヴィング・スローに成功するか憑依が終了してから24時間、このゴーストの憑依への完全耐性を得る。

4.霧を吐く巨人

母屋の奥まった場所には主人の部屋があり、そこには1体のヒル・ジャイアントが鼻や口から霧を吹き出させながらまどろんでいる。彼がかつてブライアンを手にかけた巨人だ。

巨人は霧の罠にまた小さな者どもがかかったと喜び、腹を満たそうと襲いかかってくる。

ヒル・ジャイアント

超大型・巨人、混沌にして悪


AC:13(外皮)

hp:105(10d12+40)

移動速度:40フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
21(+5) 8(-1) 19(+4) 5(-3) 9(-1) 6(-2)

技能:〈知覚〉+2

感覚:受動〈知覚〉12

言語:巨人語

脅威度:5(1800XP)


アクション

複数回攻撃:フロスト・ジャイアントはグレートクラブで2回の攻撃を行なう。

グレートクラブ:近接武器攻撃:攻撃+8、間合い10フィート、目標1体。ヒット:18(3d8+5)[殴打]ダメージ。

岩:遠隔武器攻撃:攻撃+8、射程60/240フィート、目標1体。ヒット:21(3d10+5)[殴打]ダメージ。

結末

巨人を倒せば、その体から出ていた霧は消え、盆地にはふたたび光が射す。ブライアンも無念を晴らし、そのゴーストは消えていく。

そして、キャラクターたちの冒険は吟遊詩人たちが唄うものになるだろう。

この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

§ かいうーす [ヒルジャイアントのアクションの複数回攻撃のところが「フロストジャイアント」という表記になっています。]

§ ぱらでぃん [修正したですぅ。]