ネコぶんこ


2012年03月17日 「僕は大きな集団で過ごすタイプではなく、むしろ一人でひっそりと活動するハッカーのような人間だった。小さなころ、アマチュア無線の免許を取ろうとしたときのことを思い出すよ。僕はラジオを作るといった技術的なことに興味があった。でも、アマチュア無線の基本は、見知らぬ不特定多数としゃべることだ。そして、僕は基本的にそういったおしゃべりには参加しなかった。コンピュータについても、それと同じようなことがよくある。人が集まる場所だということはわかってるけど、自分からそこに出向いたりはしないんだ」 [長年日記]

§ [DnD][4e] 2010年10月11日『竜は熊の夢を見るか?』

エスペランザ(エラドリンのメイジ1):力術をよくする秘術使いのエラドリン。蝕の日に生まれた忌み仔らしいが、かような考えは迷妄であると一蹴する青年。

グスタフ・トラップ(ヒューマンのシーフ1):幼いころから黒竜から盗賊としての訓練を受け、そろそろ独り立ちするように言いつけられて旅立った青年。

セヴン(ドワーフのウォーロード1):斧を愛するドワーフ。この頃はまだまともだった。

レンド(ドワーフのウォーデン1):街道警備隊で働いているドワーフの戦士。戦力が足りない三人に同行するCompanion。

3e時代のキャンペーンから百数十年後、大荒野と呼ばれる文明の崖辺にある交易の街カーレリア。特に目的も無く冒険稼業を旗揚げした三人が当座の仕事を探して街道警備隊の詰所へ行くと、ちょうど隊長のカッパーフィールドが鉱山を占領されており、それを奪還する人員を求めていた。渡りに船と彼らはそれに志願し、ちょうど手すきだった隊員のレンドを道案内に鉱山へと向かった。

四日ほど歩いて四人が鉱山に着くと、そこには爬虫類の特徴を持つ小さな獣人、コボルドがたむろしていた。露天掘りで地面に開いた大穴の向こうから特殊なつぶてで攻撃してくるコボルドに苦戦したが、冒険者たちは坑道へと踏み込んだ。

既に鉱脈が涸れて労働者の居住区として整備されている区画にコボルドたちが住みついていたため適宜排除しながら進み、奥の広間に主力集団がたむろしていたので、そこに突入する。

広間には十匹ほどのコボルドと魔力を持った熊の毛皮にふんぞり返って甲高い竜語で支持を出す面妖な白蜥蜴がいたが、主力集団をエスペランザのスリープでグスタフを巻き込みながら蜥蜴とコボルドたちを睡眠させ、とどめを刺していった。しかし、全員が知識判定に失敗したため白蜥蜴の正体はわからないまま街へ戻るのだった。

かくしてはじめての冒険は成功裏に終わり、彼らは金貨と現物で報酬を受け取った。

本格的に4eキャンペーンを始めた最初の回ですぅ。ここからしばらくは無軌道にデルヴをこなしていくことになるですぅ。

表題はエスペランザの手記からの引用(一部)ですぅ。