ネコぶんこ


2012年08月28日 歴史は自分の主張を擁護してくれないし、歴史は自分を気の毒とも思ってくれない。 [長年日記]

§ [DnD][DnDNext] Gen Con 2012 - Monsters, Magic Items, and DM Mischief

Twitter@Wizards_DnDなどを参考に、Gen Con 2012で行なわれた『Monsters, Magic Items, and DM Mischief』を要約したですぅ。

DM支援

マイク・ミアルス:私たちは第4版で学んだ多くのものを手本に、DMの側に立ちたい。だが、D&D Nextでは君がこのレベルにはこれしかできないというように、必要条件に縛られるようにはしないつもりだ。私たちは第4版でDMに要求していた強い縛りをD&D Nextでは基本的に使わないつもりだ。それはたとえば、レベルごとにY回の遭遇でX個が得られる適正な財宝のようなものだ。

ジェレミー・クロフォード:私たちの目標は、DMにキャンペーンを作成するための能力と、大胆な即興ができる力を与える無駄なく効率的な基本システムを作ることだ。私たちはDMにより多くの権限を与えるための仕事を多くしている。ダンジョン・マスターは私たちの相棒なのだから。

魔法のアイテム

ジェレミー:魔法のアイテムは素晴らしく、またクールなものであるべきで、しばしば欲求と苦難の果てに手に入れるべきではないかと最近考えている。私たちがD&D Nextで掲げる目標に戻れば、魔法のアイテムは驚きを生むオプションを持っているだろう。

クリストファー・パーキンス:私はもう1125000gpの魔法のアイテムが買える場所を探す25レベルのキャラクターのような問題に対処したくないんだ。

ジェレミー:私たちはキャラクターが早くから魔法のアイテムを作成できると、もはや装丁していない。現在、DM用には魔法のアイテムが一般的で、ひてとびとは自分の魔法のアイテムを作成できるキャンペーンを運営するための能力とオプションがあるが、それは基本ルールに最初からついてくるものではない。

モンスター

ジェレミー:最新のパックで、君はモンスターの書式が変わったのを見るだろう。私たちは簡単に読めてよく理解できるよう、常に書式について努力している。

ジェームス:1週間に2回、私たちはD&Dを象徴するモンスターの生態、社会などについて会議を行なっている。この結果は毎週『Wandering Monsters』に反映されている。私たちは基本的にそれらを使って『モンスター・マニュアル』で生態について書くので、君たちがそれらのモンスターを見て思ったことのフィードバックをのどから手が出るほどに求めている。

パーキンス:私はそのうちモンスターの決定稿を作成したいが、それは成長性がなくなることではない。それはそのモンスターがより調整されたもので、君が調節できなくなるほけではない。君はもちろん調節していける。

ジェレミー:私たちは君が1レベルのオークから救った町を25レベルのオークが皆殺しにするような、不条理な爆弾を抱えないようにしたい。

マイク:ヒル・ジャイアントはうすのろな混沌にして悪の兄弟だ。善属性のクリーチャーもまた、『モンスター・マニュアル』に戻ってくるが、彼らは君との戦い以外を目的にすることがある。彼らは君にクエストや謎かけを出したり、冒険を次の段階に進めるため君を試したり、あるいは彼らは君を助けるかどうか判断したたがっているかもしれない。

モンスターはいくつかの基本的な部分で伝説を再現している。たとえば、メドゥサというモンスター。DMはそれを彼らのキャンペーンに合わせ、種族のようにも扱うことができるが、私たちが提示する基本のものはよく知られた伝説に基づいている。

ジェレミー:私たちが追求し続けているのはこの“基本とは何か?”という考えだ。以前なら私たちがそれを印刷物にすれば、それが基本だった。だが今は違う。基本はより小さくなり、より洗練され、他の情報はセッティングと君のキャンペーンを支えるオプショ になる。

宇宙観のために私たちはいくつかの基本的な可能性を提示するが、次元界について異なるオプションも提示され、君はそれを使うこともできる。それは君のキャンペーンとアドベンチャーのためにあるのだから。それぞれの次元界について解説と情報はあるが、それらがどうつながっているかは単一のオプションでは示されない。私たちは“大いなる転輪”を宇宙論として提案するが、それはまたオプションでもあり、採用するかどうかはDMに任されている。

質疑応答

D&D Nextは最終版なの? それともひとつの改版に過ぎないの?

時とともにルールは変わっていかなくてはならないが、基本の本に小さなアップデートを施していくこともできる。目標としているのは新しい版を作らず、アドベンチャーや物語を紡ぐために必要なアップデートをしていければいいと考えている。

ボスを表現するモンスターの種別については?

従来の単独モンスターも、たくさんのさまざまな部下を持つことができる。指揮役やボスのモンスターに私たちは周辺のクリーチャーを強化する能力を持たせてもいいのだ。オークの持つ激怒能力、これを指揮役であるオークの呪術師はより強くする能力を持つかもしれない。これで君は単独モンスター以外にも他のモンスターの動きを変えるボスを持つことができる。

D&D Nextでは公開されたプレイの場はどういうものを考えている?

ここで多くの人が考えてもいるし、私たちに求められてもいることは、そのためのモジュールを選ぶことだ。DMの自主性による公開されたゲームやイベントとともに、私たちでも公開プレイ・プログラムを提供したい。