2012年09月29日 そういう貢ぎものがもらえるなら、ぼくは何だって犠牲にする。 [長年日記]
§ [DnD][4e] 『補遺d12:ドラウ蜘蛛牧場の偉業(Triumphs of Drow Spider Husbandry)』
補遺d12
著者:ジェイソン・ショルティス
今年行なわれている『アンダーダークの隆盛(Rise of the Underdark)』キャンペーンでは、ドラウの地上世界への侵略を――進行中のD&Dエンカウンターズ・シーズンおよびD&D Lair Assaultでプレイすることができる。加えて近頃発売された『Menzoberranzan: City of Intrigue』により、君のキャンペーンはすぐにでもアンダーダークへ危険な旅へ出ることができるだろう。
DMが彼らの地下での冒険に詳しい描写を加えるために、(The Dungeon Dozenの)ジェイソン・ショルティスは以下の表――第1版DMGの補遺、表、およびランダム遭遇の魂を継ぐ――を準備してくれた!
ドラウ蜘蛛牧場の偉業
ロルスは蜘蛛の女王でもある。彼女の領界ではどんな珍しい蜘蛛が見つかるのだろう? 以下の一覧はプレイヤーがアンダーダークで遭遇するかもしれないドラウの蜘蛛牧場にいる実験体たちだ。
d12
- ロルスの針刺し:ヤマアラシのようなトゲに覆われ、移動陣地の壁として戦闘で使われる蜘蛛。
- 工兵蜘蛛の群れ:大きな蜘蛛の群れが横たわる亀裂に糸で橋をかける、不安定な洞窟の天井を補強するなどの仕事をする。
- 糸取り蜘蛛:大量の糸を出す用途のために改良された蜘蛛で、他のことは全部世話をしなければならない。
- 見張り蜘蛛:巨大な目と特大の感覚器を持って産まれ、ドラウが探検する時の番犬になる。
- 罠蜘蛛:立ち入り禁止区域、宝物庫などにいくつもの罠を仕掛けて監視する。
- 戦術蜘蛛:敵の防衛線を破壊するために大量の群れで放たれる、酸性の毒を持ったこぶし大の蜘蛛。
- 暗殺蜘蛛:憶え込ませた目標を追い詰めて仕留める。服やその他身に着けたもののにおいが必要。
- 医者蜘蛛:戦場での負傷者を糸で包んで治療液を分泌する(まれに手遅れの者は餌になるが、だいたい回復する)。
- 従者蜘蛛:ドラウの戦士を武装させ身支度を整えるために、四肢の上で歩き回る。
- 飛行蜘蛛:細長い脚の間に糸で翼を作るため、空中偵察や降下作戦の時に使われる。
- 毒飛ばし蜘蛛:接触性の毒を槍の間合いで正確に噴射する。鈍重な動きと大きく膨れた毒嚢を持つ。
- 殲滅蜘蛛:アンダーダークをうろつく害獣を見つけ出して駆除するように育てられた。
著者について
ジェイソン・ショルティスは昼間は社会福祉事業で働くが、夕方には自由となって文章や絵を描いたり、ロック・バンドで演奏している。D&Dは彼の心で特別な地位にある。彼のほぼ毎日更新されるブログ、『The Dungeon Dozen』にはもっぱら12面体ダイス用のランダム表が書かれている。