ネコぶんこ


2013年02月26日 デーブ・アーンソンの着想から始まったD&Dは、“Chainmail”が世に出てから二年で誕生した。 [長年日記]

§ [DnD] 『Original Dungeons & Dragons RPG

1974年に第一刷が発行された白箱ことOriginal Dungeons & Dragonsの特装再販Original Dungeons & Dragons RPGの予約がAmazon.co.jpでも可能になっていたですぅ。

内容はODnDのサプリメント一式も含んだ冊子すべてと索引にダイスと特製木箱のセットですぅ。

これはルールブックをぱらぱらと眺めるだけでも、クラスと種族の説明の最後にある“その他のキャラクター種別”という項目で、ドラゴンをプレイしたいプレイヤがいる場合“若い”存在のように強さを丸める設定をつけて成長させようなど、現在にも通じる小技が書かれていて、荒削りながらアイデアが詰まったものになっているのが面白いですぅ。

クラスと種族ではエルフが持っている冒険へ出る前にFighting-Man(現在のファイター)かMagic-User(現在のウィザード)を選んでどちらかのクラスとしてプレイするという特徴も、シンプルながら人数調整要員として優れていると感じたですぅ。

クラスの成長表には『Chainmail』のユニットとコンバートするさいの数値もあり、1レベルのFighting-ManでもMan + 1で一般兵よりは強い(Magic-UserとClericはManだが呪文や能力がある)扱いになっていたりと、どれくらいの強さを想定していたのかが漠然ととらえられる気がするですぅ。

そして、Fighting-Manの4レベルは『Chainmail』換算だとHeroになり、3eでの《武器開眼》もこういう流れだったんだろうかと考えてしまうですぅ。

Fighting-ManやClericはレベルが上がると城を建てられ、そうしたら税収を得られるようになっているのも目を引きますぅ。