ネコぶんこ


2015年02月15日 [長年日記]

§ [Ludus] 『Gのレコンギスタ』「フレームのある宇宙」

冒頭、アイーダとベルリ、ラライヤが話を主導してメガファウナで戦い慣れしてなさそうなジット・ラボを経由してロザリオ・テンへ向かう話をするところは、これまでの経験を元に大胆な行動が取れるようになってきたことを如実に表現してたですぅ。

いざ覚悟をつけた彼らが出撃する前にベルリとアイーダの関係が姉と弟になったことをみて周囲が気を使ってやったり、ノレドが疎外感を覚えているところをマニィがフォローしたりと、長い航海でみんな馴染んでる様子が描写されてましたぁ。

レコンギスタ作戦へ固執するあまりテン・ポリスを攻撃し始めてからのジット団は、思想に酔った感じを出しながら、タブーについてはきちんとしていて戦闘慣れもしてないアンバランスな感じが逆にあの世界の地に足がついた印象を持ったですぅ。

G-セルフ奪還作戦はさくっとうまくいったけど、その後に弾き飛ばされた人たちを回収しようとするノレドとマニィみたいに、みんな細かな気配りができるようになったことがアピールされているのがよかったですぅ。宇宙空間でG-アルケインからG-セルフへ飛び移るベルリの「やるしかないでしょ!」の危うさは実にその通りのひやひやする描写でしたぁ。

メガファウナの上で部隊再編するところもまた、アイーダに金平糖を渡すマニィや、ラライヤからツッコミを入れられるケルベスとリンゴなど、キャラを立たせる細かい描写満載ですぅ。

ジャイオーンのビッグアーム・ユニット装着シークエンスはまるで出てくる作品が違うかのようなかっこよさだったけど、戦闘ではいまいちぱっとしなくてジャスティマの方が活躍してる感じなのは皮肉めいていたですぅ。それはそうと、G-セルフの四肢切断をするイメージ映像でジャイオーンを活躍させるのは新機軸の活躍ノルマ達成に感じられたですぅ。

そして、見境なく攻撃してしまって海の底に傷をつけてしまって動揺するキア隊長は、この人は本質的な悪人ではないと感じさせる見事な魅せ方だったですぅ。

それにしても、ジャイオーンはG-アイオーン、ジャスティマはG-マスティマなんだろうけど、ジロッドはなんだろうG-ニムロッドなんじゃろうかと長々考えてしまっているですぅ。