2022年11月12日 [長年日記]
§ [DnD][5e] アドベンチャー:森の老人(1レベル)
今週の小冒険は引き続き1人でも遊べる1レベル用のですぅ。
データ関係は主にOGLのものを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。
冒険の概要
この冒険は1レベルのキャラクター1人用の短時間で終わるアドベンチャーである。
このアドベンチャーを行なう前にキャラクターを1人作成し、そのキャラクターで挑むこと。君はこの冒険をゲームマスターなしで行なうこともできる。その場合、アドベンチャーを読んで行き先や行動を決め、敵が出たなら自分でキャラクターと敵の両方を操作すること。
冒険への導入
洞窟の外に出た“君”は、森の中を旅してきた様子の老人と出会う。彼の話を聞き、今後どうするかを決めれば冒険に一区切りがつく。
1.洞窟の出口
洞窟の中で倒れていた君は外に脱出することができた。だが、視界には見慣れない森が広がっている。
どうしたものかと辺りを見回していると、緑色の服を着た白髯の老人が「ほーい」と声を掛けてきた。
2.緑の老人
緑色の帽子とローブに身を包み、白い髭を垂らした老人が君に近づいてくる。
老人は笑いながら君の後ろにある洞窟が開いた岩山を見て「そのお山が震えたゆえ見に来たのだが、やはりお客人か」と言い、「お山が震えるとどこからかお客人が来るのだよ」と、わかるようなわからないような説明を続ける。
もし君が彼を攻撃するようなら、老人は「乱暴はよくないぞ」と君をたしなめながらグレーター・インヴィジビリティを発動させて消え、さらに言葉を続ける。
老人は「お前さんがここに招かれた者なら、わしは試練と導きをせよと言いつかっておる」と言い、手に持っているナイフである一点を指し示す。「わしが指した先には池があって、大けなカニがおる。そいつを倒して爪を片方持ってきてくれんか」と君に告げる。「3.蟹の池」へ進め。
魔道士
中型・人型生物(任意の種族)、任意の属性
AC:12(メイジ・アーマーで15)
hp:40(9d8)
移動速度:30フィート
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
9(-1) | 14(+2) | 11(+0) | 17(+3) | 12(+1) | 11(+0) |
セーヴィング・スロー:【知】+6、【判】+4
技能:〈魔法学〉+6、〈歴史〉+6
感覚:受動〈知覚〉11
言語:任意の言語4つ
脅威度:9(5000XP)
呪文発動:魔道士は9レベルの術者である。この呪文発動能力値は【知力】である(呪文セーヴ難易度14、呪文攻撃+6)。魔道士は以下のウィザード呪文を準備している。
初級呪文(無限回):ファイアー・ボルトプレスティディジテイション、メイジ・ハンド、ライト
1レベル(4スロット):シールド、ディテクト・マジック、マジック・ミサイル、メイジ・アーマー
2レベル(3スロット):サジェスチョン、ミスティ・ステップ
3レベル(3スロット):カウンタースペル、ファイアーボール、フライ
4レベル(3スロット):アイス・ストーム、グレーター・インヴィジビリティ
5レベル(1スロット):コーン・オヴ・コールド
アクション
ダガー:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+5、間合い5フィートあるいは射程20/60フィート、目標1体。ヒット:4(1d4+2)[刺突]ダメージ。
3.蟹の池
老人に示された方角へ行くと、緑に濁った池がありそのほとりで甲羅の大きさが3フィート(90cm)はくだらないジャイアント・クラブが甲羅干しをしている。
君は難易度9の【敏捷力】〈隠密〉判定に成功すれば、クラブに気づかれず不意討ちをすることができる。
君に攻撃されるとクラブは怒り狂い、死ぬまで戦う。
クラブを倒したら、戦利品として爪を切っていこう。「4.次の材料」へ進め。
もし君が負けたら、気がつくと洞窟の前で老人が介抱してくれている。hpを全回復させ、ふたたびクラブに挑戦するといい。
ジャイアント・クラブ
中型・野獣、無属性
AC:15(外皮)
hp:13(3d8)
移動速度:30フィート、登攀30フィート
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
13(+1) | 15(+2) | 10(+0) | 1(-5) | 9(-1) | 3(-4) |
技能:〈隠密〉+4
感覚:疑似感覚10フィート、受動〈知覚〉9
言語:-
脅威度:1/8(25XP)
水陸両生:クラブは空気中でも水中でも呼吸できる。
アクション
爪:近接武器攻撃:攻撃+3、間合い5フィート、目標1体。ヒット:4(1d6+1)[殴打]ダメージ、および目標はつかまれた状態(脱出難易度11)になる。クラブには爪が2つあり、それぞれ1体の目標をつかむことができる。
4.次の材料
君がクラブの爪を持ってくると老人は手を叩いて祝福し、「さて、次はこの辺りにある」死人ゴケを拾ってきてくれんか。なあに、生えてる姿がどくろに見えるだけの無害なやつじゃよ」と、次の仕事を与えてくる。
君は老人から教えてもらった死人ゴケを探すために、難易度13の【判断力】〈生存〉判定を行なうこと、失敗したら1時間ほど無駄にしてしまう。
死人ゴケを探したら、老人に渡そう「5.試練の終わりと宝物」へ進め。
失敗を8回続けると日が傾いてしまう。いつの間にか老人はテントを張り、君に泊まるようにうながす。翌朝からまた探す作業をしよう。
5.試練の終わりと宝物
ジャイアント・クラブの爪と死人ゴケを老人に渡すと、彼は丁寧にナイフでそれらから何かを削り取って懐から出した瓶の中に入れ、よく振り混ぜる。
そして老人は「成功じゃ」と叫ぶと、その瓶を渡し「この油をお前さんの武器に塗れば、それを魔法の武器にしてくれるぞ。なまものなので急いで塗るんじゃ」と言う。
君が武器に油を塗ったら武器は青白い光を放つ。おめでとう、これで君の得物は強化された。
+1ウェポン
Weapon, +1/+1武器
武器(任意)、アンコモン(+1)
君は攻撃およびダメージ・ロールにこの武器のボーナスを加算する。ボーナスは武器のレアリティ欄のとおり。
結末
老人はまだやるべきことがあると君をうながす。次回を待て。
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