2012年08月04日 「放射能は、あのフランク・シナトラさんよりも、まだ耐久性があるのよ、アンディ。あたし、長期間ここにいるわ」 編集
§ [DnD][4e] 『Menzoberranzanプレビュー:ドラウたれ(Menzoberranzan Excerpts: Be A Drow)』
バート・キャロル悪意に満ちたドラウの力ある名家は、堕ちた女神の目にかなうようそれぞれたゆみない努力を捧げており、メンゾベランザンこそそうした驕慢の頂である。だがしかし、その積み重なった利己、放蕩、そして悪徳の奥を覗けば、豊かな歴史、文化、そして芸術を持つ壮大な文明を見つけることができる。このたまらない美と罪の二律背反こそ、ドラウの社会への強力な関心を呼び起こすものだ。この本で紹介される高名なアンダーダークの都市メンゾベランザンは、かの有名なドラウのレンジャー、ドリッズト・ドゥアーデンの出身地でもある。しかしこれは彼の物語ではない――これは君たちが紡ぐべき無数の物語だ。
『Menzoberranzan: City of Intrigue』は最大級の汎用性を持つようデザインされた。たとえ君がダンジョンズ&ドラゴンズのどの版を使っていたとしても、君はこの本に書かれているほぼすべてのことがらがゲームで使えることを知るだろう。君はこの本でドリッズトが生まれるよりも前の年代でも、蜘蛛の女王の戦争のまっただ中でも、あるいは現代のフォーゴトン・レルムだろうが、キャンペーンを設定して運営できる。メンゾベランザンは君が望むどんな方法ででも使える、君と君のプレイヤーたちが探検できるすべてを備えて待っている環境だ。
今日の『Menzoberranzan: City of Intrigue』のプレビューで、私たちは『第6章:ドラウたれ』の内容を見ていく。
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メンゾベランザンのキャンペーン
悪のドラウのキャラクターで陰謀と裏切りに満ちた冒険を行なうことは、ほとんどの『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のキャンペーンとは大きく異なった経験になりえる。これら6つの特徴は『Menzoberranzan: City of Intrigue』のキャンペーンが提示する精神を簡潔に示している。
1.君はドラウだ
このキャンペーン・セッティングでは、君は休暇で蜘蛛の都を訪ねた地上の住人という二足のわらじを履くことはできない。違う、君は住人なのだ。ドラウにせよ奴隷にせよ、貴族の子弟にせよ庶民にせよ、メンゾベランザンこそが君の故郷だ。これは君にとって地上エルフの悪意に満ちた宣伝を無視してD&Dのもっとも象徴的で影に潜んだ種族のひとつをロールする機会になる。
2.悪による支配
メンゾベランザンは悪の巣窟だ。ドラウの文化は裏切りと殺人が当たり前であり、それは快楽を求める行為でもある。このセッティングのドラウは日ごろからデーモンと乱痴気騒ぎをし、流血を伴なう見下げ果てた行為に手を染める。ドラウ社会の信条は巧妙に提示されるが、プレイヤーが幻惑されてはいけない。メンゾベランザンの住民は邪悪で移り気な嗜虐主義者で、彼らは自分たちの地位を他者へ苦痛と惨劇を味わわせることで向上させようとしている。
3.ロルスこそが至高
ドラウ社会ではロルス教団ほど、他のいかなる勢力より根を張っているところはない。千年を越えるドラウの宗教儀礼には他の神性も存在しているが、すべてはロルスから派生したもので、蜘蛛の女王の影でかろうじて見ることができる程度だ。ヴァイラウンやゴーナドウアのようなものはいくつかの時代で信者を持っていたが、ロルスへの信仰――そして恐怖――のせいで、少数しか存在しなかった。彼女がすべてで、彼女は孤独、そして彼女こそがドラウの宗教の中心に立っている。
4.すべてに身分が
混沌より生まれる存在にもかかわらず、ドラウの社会は非常に根強い身分によって支配されている。すべてのドラウは他者――他のドラウも含む――を3種類に分けている。
- 強者、これらはなだめて懐柔せねばならない(少なくとも彼らに取って代わるまでは)。
- 自分を高めるために利用できる者、できる限りあらゆる方法で奪い続けるための存在だ。
- 弱者、単純作業か捨て駒程度にしかならない役立たずだ。
ドラウの目で見れば、毎日は君の身分を向上させるか、邪魔者を排除する新たな機会に満ちている。
5.秘密は財産
ドラウは無鉄砲に未知へと突っ込む無思慮な野蛮人ではない。事実、メンゾベランザン人と呼ばれるメンゾベランザンの住民は、彼らの努力が及ぶ限りで非常に注意深く計算高い。富と力は確かに重んじられるが、真にドラウが取り引きするのは秘密である。情報は力であり、それを使うことで彼や彼女は身分を超えた力を行使できるのだ。ドラウの陰謀は伝説的で、それらのうちでも長期に及ぶ策謀はメンゾベランザンのキャンペーンでもその一部に不可欠なものである。
6.ここはアンダーダーク
冒険は都市の中だけに限定されない。ドラウの数多き陰謀はプレイヤー・キャラクターをアンダーダークの暗い深みへと向かわせることができる。ドラウはその冷酷さと悪徳において名高いが、彼らの息の根すら止めるクリーチャーが世界の深淵には存在する。その危険性にもかかわらず、一部のメンゾベランザン人は深淵に溢れる富を利用する機会には躊躇しない。影の道近くの暗がりの領域、そしてその向こうでも、アンダーダークの冒険は待ち受けている。
バート・キャロル
バート・キャロルは1980年からのD&Dプレイヤー(そしてイラストに塗り絵をした第1版の『Monster Manual』が好きだった)で、2004年からウィザーズ・オヴ・ザ・コーストで働いている。彼は現在D&Dのウェブサイトのプロデューサで、ブログもhttp://ourheroesjourney.wordpress.comで書いている。君は彼をツイッターで見つけることもできる(@wotc_bart)。
2015年08月04日 編集
§ [DnD][5e] 『現代魔法(MODERN MAGIC)』
Unearthed Arcana
第5版の『Dungeon Master's Guide』が2014年に発売されたとき、第9章「Dungeon Master's Workshop」の2ページが多くの注目を集めた。
数ヶ月前、ダニエル・ヘルミックはBehind the Screensで彼のd20モダン改造記事を書いた『Dungeon Master's Guide』の銃と爆薬を使うことについてのルールを彼は詳述した。さて、接触するだけではなく、実際に現代を舞台にしたキャンペーンを行なえるようにのD&Dのルールを拡張するのはどうだろう? 最新版のD&Dはベース・クラスのためにある類型、学派、領域などさまざまなオプションが特徴であり、そのすべてがカスタマイズの可能性を示している。それを心にとめ、この記事では現代のセッティングでの術者キャラクターの種類を拡大するための新たなルールを提示する。
君たちはこのシリーズで発表される素材を第5版プレイテストの第一波と同じように考えることができる。これらのゲームの仕組みは草案の形式なので、君たちのキャンペーンで使用可能であるがプレイテストとデザインの繰り返しで完全に調節されたものではない。これらはとても気まぐれで、不安定なものかもしれない。もし君たちがこれらを使うなら、どんな問題が起こっても裁定を下せる準備をしてくれ。これらはインクではなく、鉛筆で書かれている。これらの理由もあり、このコラムで提示される素材はのD&D組織化プレイのイベントで合法的なものではない。
Unearthed Arcanaで発表される素材は私たちがいつか出版されるサプリメントに収録したいものから、私たちの自宅でやっているキャンペーンのハウス・ルールのうち共有してみたいものまで多岐にわたり、コア・システムのオプションから特定のセッティングの素材まである。一度それを公開すれば、君たちはそれがどのようにうまくいき、それを改善するために私たちができることがあるかを知るために君たちは私たちに接触することができる。
今回のUAはモダンな呪文使いで、クレリックは都市の領域、ウォーロックは機械の中にいるゴースト、ウィザードは科学技術の学派と各種呪文が紹介され、ハッキングのルールもついているですぅ。