ネコぶんこ


2012年08月09日 赤い電球はおもしろいけれど疲れる。 編集

§ [DnD][DnDNext] 『プレイテスターの横顔――ジェフ・グライナー(Playtester Profile - Jeff Greiner)』

2012年07月27日、金曜日、午前07時59分

投稿者:WotC_Trevor

トレヴァー・キッド:まずは君自身のことについて少し話してくれないかい、ジェフ。

ジェフ・グライナー:私は32歳で中学校教師をやっていて、2児の父で、ネットラジオの配信者(www.thetomeshow.com)で、ブロガー(www.temporaryhitpoints.com)だ。だけど(この記事で)それらより重要なのは、私が何より仲間と一緒に座ってゲームをプレイして、物語を語るのが好きなゲーマであることだね。

トレヴァー:君のゲーム環境の背景について詳しく教えてもらえるかな?

ジェフ:私は8歳のとき、最初のゲームであるAD&D(第2版)に触れた。私にはD&D反対の宗教活動をしている家族がいたけど、このジャンルは私におもしろおかしく迫ってきた。私は長い間多くのゲームをしてきたが、いつも私を始めてテーブルにつかせたもののところへ戻ってきた。私のゲーム環境を一変させたのは大学で今までよく知らなかったAl-Qadimをプレイするグループを見つけ、そしてその翌年に第3版のテントが町にやってきた(これは文字通り、第3版のデモプレイを行なうテントがキャンパスにできたんだ)ことが私の完全な転機になった。第4版が登場した時も私はいつも通りそれを手にとって挑戦し、それがどうだったか自問自答し、本当に気に入ったと感じた。私は引越し先のノースカロライナ州のローリーにグループを結成し、第4版の本が出版されて2週間後に私は到着した(その本は私が引っ越した当日に入荷した)。そして私のグループはそれ以来ずっとプレイを続けている。事実、私たちは1から30レベルまでずっと続けてきたキャンペーンをほんの先日終わらせたところだ。その途中に私たちはプレイテストもして、大キャンペーンが終わった今、私たちはそれがどこへ向かいどうプレイするものなのか全員がかなり興味深く思っているので、D&D Nextのプレイテストにより時間を割きそうだ。そして月並みではあるが、中学校の教師として若い子に、そして一番上の息子にゲームの楽しみを教えることも私の喜びだ。

トレヴァー:今の君がいるゲームのグループはどんな感じだろう? それはどう見える?

ジェフ:私のゲームをするグループにはかなり広い種類のプレイヤーが参加している。若者から老人、経験者から初心者までね。一番古いプレイヤーは第1版の頃にD&Dを始めて、第4版で彼がテーブルに戻ってくるまでずっとプレイしていなかった。一番若い子は3人の大学生くらい(それか今年新卒だったか)の青年で、ひとりは私たちと経験した第3版、2人はD&D第4版が初めてのRPG経験だった。彼らはそれぞれがゲームに対して異なる望みを持っている。私たちの中には毎週LFRとエンカウンターズをプレイする参加者、月に2回プレイして定期的にPathfinderもプレイする参加者、そして私たちと時々プレイする参加者がいる。私たちの幾人かは(私のように)目的別のオンライン・コミュニティを掛け持ちし、何人かは地元のゲーム・コミュニティだけと交流し、何人かは私たちのテーブルだけと交流し、そしてまたその中間の人たちもいる。だけど、この違いにも関わらずみんなは私たちのテーブルで物語を語り、悪人をやっつけて楽しいひとときを過ごす文化を構築することができた。

トレヴァー:君がD&D Nextのプレイテストで感じたお気に入りの要素は何だろう?

ジェフ:私はたいへん過程を楽しむことができた。ゲームはこの点に強さと弱点が出てくるものだけど、私はその進化を本当に楽しめた。ルールのいくつかの版見つけた面白いものがどう変化し、プレイテスターとコミュニティのフィードバックを受けつつどのように開発されていったかを見ることがでした。私はコミュニティのいくつかの層から耳を傾けられていないように感じると聞いたことがあるが、私はそれが違うことを直接見ている。君のフィードバックは必ずしも影響を与えるわけではないかもしれないが、私がグループや他の場所で聞いたフィードバックが同時に大きく変化したことがあった。

トレヴァー:君はこれからのプレイテストで何が変化してほしい?

ジェフ:定期的なアップデートを増やしてほしい。その一方で私はデベロッパとデザイナに彼らが最高の仕事を行なえるだけの時間があってほしいと考えているので、それを求めるのは難しいかもしれない……ただ、プレイとテストに使う新しいものを手に入れ、それをテーブルで試してみるのは恐ろしく興奮するし、私たちがこの版のD&Dがどんな風に仕上がるのかをもっとよく見ることができる。

トレヴァー:君が現在のプレイテストで好きになれなかったものはあるかい?

ジェフ:私が気に入らなかったところはたくさんあるが、今はプレイテストのルール、パックなので、プレイテストの範囲内ならそれは許容できる。これは完成品ではないのだから……もしそうだったら私は心配するけど、これは違うし私はそれを承知でプレイして、フィードバックを提供し、その行く手を見守っている。私が考えるに、現段階までに行なわれたあらゆる変更は前向きなもので、私はそれについていく気がある。

私がある事柄について不明瞭な点を見つけた場合(君がそれについて私の腕をひねるなら)、今のプレイテストのルールは私の頭を悩ませる。時に、私は何をどう処理すればいいかよくわからなくなるか、私たちが必要としているその場所の情報が見つからず、ステータス・ブロックに書かれているようなことがあったり(省略されている場合ほとんど情報はなく、君はこれらをシステムで使うことを求め、彼らは完全なモンスターの記述とかみ合わない)、技能で何ができるかの表が欠如していると感じる。

トレヴァー:君のD&D Nextのプレイテスト全体に対するこれまでの印象はどうだろう?

ジェフ:私はそれで楽しむことができた。私はプレイテストのためにちょっとしたキャンペーンを始めてかなりいい手応えを感じているし、時間が許す限り私たちのアイデアをテストしたりフィードバックを聞き、私たちがこのゲームを終わらせる頃には満足いくものにしようと思っている。

トレヴァー:君がこれからのプレイテストで見たいものはなんだろう?

ジェフ:私は(第4版を主にするプレイヤーを何人か喜ばせるために)完全な形になった複雑なオプションを見てみたいが、いちDMとしてはそれよりもより多くのモンスターやモンスターをデザインするためのルールを楽しみにしている。プレイテストに提供されている『Caves of Chaos』のアドベンチャーは既に古いもので、私は他のものを使ってもみたいが……それをするためにはモンスターのサポートがまだ足りていない。私のグループは昔のモジュールをD&D Nextへコンバートすることに熱心だが……しかしもっと貪欲にするためには素材が必要なのだ!

トレヴァー:君が次のパックで見たい特別なモンスターはいる?

ジェフ:私の特別なモンスターに対する欲求は、D&D Nextに昔のモジュールをコンバートしたい欲望から生まれてくる。私は特に邪悪寺院、再びをコンバートしたいので……君は何をすればいいか知っているよね(笑)

でももちろん、私は一般的なモンスターをより幅広く増やすこと以外にも、既存のあるクリーチャーをカスタマイズするさまざまな能力も見てみたい。オークをバトルレイジャーやシャーマンなどにするもの。ヒューマンをウィザード、アーチャー、ウォーリアなどに……。

トレヴァー:プレイテストを成功させるために必要なものは?

ジェフ:コミュニティからちゃんと聞き取りをしてその決定を説明するための時間をとることだね。それらは今のところうまくいっているが、時間が過ぎて作業を決断しなければならない時それがどうなるかは興味深い。さらに、さらにプレイテストのパックが発表されれば私はより自分の立場を強く表明できると思う。その落としどころを探すのは難しいことになる。一方、コミュニティは何が進行していて何が起こり、彼らが何をやっているのかを知りたがる。それは裏を返せば、デザイナは集権的にデザインをできず、行なっていることに全員が賛成するわけでもなく、時にはソーセージがどう作られるかを別に舞台裏を見たくない人にまで勅直視させてしまうことになる。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

§ rusty hearts power level [I Like rusty hearts power level http://www.mmogm.com/rust..]

§ rift power level [You must sec rift power level http://www.u7buy.com/rift/r..]


2013年08月09日 座敷に連なりて集り居たる中に、立つとも見えず、出づるとも見えずして掻き消す様にぞ失せにける。 編集

§ [Ludus] Electronic Arts『ウルティマフォーエバー

iPhone用の日本語対応もしたEA版ウルティマの最新作、『ウルティマフォーエバー』がリリースされていたですぅ。

舞台はアバタールが徳の体現者となったU4から21年後、ロード・ブリティッシュが突然失踪(一説では星の海へ行ったとも)し、娘のレディー・ブリティッシュが後継者になったブリタニアは人々の魂を蝕む疫病に襲われ、レディーは地球人たちを召喚することにした……という物語の導入ですぅ。地図はおおむねU4のままで、U5の事件が起こらなかった世界みたいなおもむきですぅ。ブリテインの港に鎮座するH.M.S.ケープ二世のように、細々と旧作ネタも仕込まれてますぅ。

システムはタップで移動と攻撃をするiPhoneでよくあるタイプのアクションRPGで、基本無料プレイだけど、アイテムが入った宝箱を開けたり装備の修理に必要な鍵にお金がかかる仕組みになってますぅ。ダンジョン内はパーティのみがプレイできるインスタンスだけど、フィールドでは他のアバタールたちを見ることができるですぅ。

このゲームで経験点は“徳”として表現され、敵を倒す以外にも味方への回復や施し、詩を吟じることなどでも上昇し、レベルアップで新たなクエストが開放されるようになっているので、ストーリィ要素はかなり高いもののように感じられたですぅ。

ロード・ブリティッシュ謹製ゲームのような味や毒気は薄いけど、アクションRPGとしては操作性に癖があるものの無難に作られてますぅ。ただ、お金をかけない入手手段はあるけど鍵は枯渇しやすいので、延々とダンジョンを回し続けたりするとお金を使うことになりそうですぅ。


2014年08月09日 編集

§ [TRR][Oni] リプレイ『鬼の話~プリプレイ:“蘭学奉行”平賀貞親』

“蘭学奉行”平賀貞親ひらがさだちか(古河切夏)

PC3用ハンドアウト

コネクション:中山昭孝なかやまあきたか 関係:好敵手

現在江戸の街は凶賊、毘沙門組に脅かされている。不死身の鬼と恐れられる首領、金剛童子を筆頭に荒くれ者たちが大店を襲い、殺し奪い燃やす悪行三昧。今日もまた血腥い現場へ検分へ出てみると、火盗の与力、中山昭孝がキミに嫌味な言葉を投げかけてきた。お優しい町方ではこの事件、手に余りましょうと。

化政時代の北町奉行で特筆すべきは、平賀貞親であろう。旗本平賀家の次男として産まれ、医学を学び単身長崎へと遊学。出島の外国人とも学問から国際情勢まで広汎に議論を交わした碩学で、当時最先端の思想であるフランス人権宣言にも理解を示していたことが知られている。

遊学後は経験を買われて長崎奉行に任命されたが、その職の途上で才知を惜しまれ江戸に戻され、即座に北町奉行に就任した。この決定は本人にとって大いに不服だったようで、オランダ語で書かれた彼の日記には愚痴とおぼしき文面が綴られている。

その任期中は法の下の平等に従ったためか評定所から叱責し、奉行所の与力が狼狽するような決定を下したことも度々だったが、江戸市民からは大いに慕われており“蘭学奉行”の異名で親しまれていた。

このような進取の人として知られる彼だが、しばしば公務を抜け出して市井に紛れることが趣味のひとつだった。前述の日記には寄席で大岡政談を楽しんでいた様子も綴られており、彼の理想主義に過ぎるともいえる思想の原点をうかがうことができる。

GM:玄武1/天下人1/蘭学者1。《蘭学医術》を持つ支援タイプですね。

貞親:コネクションはそのまま好敵手でいきましょう。こっちはあんまり気にしてないそぶりですが、部下が気にするので対処はしないとなあ、と思ってる感じで。

GM:中山は火盗といっても荒くれではなく官僚肌の神経質そうな細面です。時代が時代なら細い眼鏡をかけているような。

貞親:食ってかかってくるけど暴力的な感じではないんですね。冷戦になりそうです。


2023年08月09日 編集

§ [Ludus] うなぎむらコミケ参加のお知らせと新刊など

コミケまであと数日となった今日この頃、皆様いかがおすごしでしょうかぁ。今年こそは参加なんとかするべえとなんとかやったらなんとかなりましたぁ。

というわけで、コミックマーケット1日目(8月12日土曜日)東V34bでRPG関係の新刊と小説既刊を持っていってお待ちしていますぅ。

今回の新刊は映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』のパンフレット的合同誌『アウトローたちといっしょ!』と、アーサー王時代の騎士たちの活躍を5eでプレイするためのサプリメント『円卓騎士異伝』のふたつですぅ。

小説はあいかわらず平成レトロホビー百合と艦これのてんたつ既刊ですぅ。

サークルのサイトにも色々書きましたぁ。よろしくおねがいしますぅ。


2024年08月09日 編集

§ [Ludus] うなぎむらサイト更新

コミケも近づいたし、うなぎむらのサイトを更新したですぅ。


2025年08月09日 編集

§ [DnD][5e] アドベンチャー:砂に埋もれた塔(5レベル)

今週の小冒険はD&Dで5レベルのキャラクター4人用ですぅ。

データまわりはCC4.0で公開されているSRD5から引用して独自に翻訳しているので、そちらのご参考にもですぅ。

このアドベンチャーを使ったリプレイの公開やプレイ配信などは好きに行なっていただいて構わないですぅ。その時はご一報いただけると嬉しいですぅ。

冒険の概要

キャラクターたちの町から少し離れた砂地には砂に埋もれた塔がある。そこにはモンスターが巣食っているが、塔が使われていた時代の財宝も隠されていると噂されている。キャラクターたちはそこに挑み、宝を探すのだ。

満足いくまで探索をしたら、冒険は終了である。

冒険への導入

キャラクターたちが拠点にしている町から60km(40マイル)離れた砂地に、砂に埋もれた塔がある。

その塔はモンスターが巣食っているが、財宝も隠されていると噂されている。宝探しの舞台にはもってこいだ。

GMは町から塔までの道中にランダムな遭遇などを行なってもよい。

1.塔のふもと

塔の周りは砂が積もり、丘のようになっている。塔の上では何か大きな生物が動いている。難易度15の【判断力】〈知覚〉判定に成功すれば、それが二足歩行して翼を持つ竜の一種、ワイヴァーンだとわかる。ワイヴァーンはキャラクターたちがスコーピオンと近接戦闘を始めたら、悠然と空を舞って攻撃をしかけてくる。

砂の丘にはつがいのジャイアント・スコーピオンが隠れている。これを発見するには難易度11の【判断力】〈知覚〉判定が必要だ。スコーピオンたちはキャラクターたちが砂地に入ったら捕食しようと近づいてくる。

砂地は移動困難な地形である。

モンスターたちに対処して塔にたどり着いたら「2.砂だらけの部屋」へ進むこと。

ジャイアント・スコーピオン

大型・野獣、無属性


AC:15(外皮)

hp:52(7d10+14)

移動速度:12m(40フィート)


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
15(+2) 13(+1) 15(+2) 1(-5) 9(-1) 3(-4)

感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉9

言語:-

脅威度:3(700XP)


アクション

複数回攻撃:スコーピオンは2回の爪および1回の毒針で3回の攻撃を行なう。

爪:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:6(1d8+2)[殴打]ダメージ、および目標はつかみ状態(脱出難易度12)になる。スコーピオンは2つの爪を持ち、それぞれで1つの目標をつかめる。

毒針:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:7(1d10+2)[刺突]ダメージ、および目標は難易度12の【耐久力】セーヴィング・スローを行ない、失敗すれば22(4d10)[毒]ダメージを受け、成功すれば半分のダメージを受ける。

ワイヴァーン

大型・ドラゴン、無属性


AC:13(外皮)

hp:110(13d10+39)

移動速度:6m(20フィート)、飛行24m(80フィート)


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
19(+4) 10(+0) 16(+3) 5(-3) 12(+1) 6(-2)

技能:〈知覚〉+4

感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉14

言語:-

脅威度:6(2300XP)


アクション

複数回攻撃:ワイヴァーンは2回の攻撃を、1回の噛みつきおよび1回の針で行なう。飛行中、どちらかの攻撃1回に代えて爪で攻撃できる。

噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い3m(10フィート)、クリーチャー1体。ヒット:11(2d6+4)[刺突]ダメージ。

爪:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:13(2d8+4)[斬撃]ダメージ。

針:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い3m(10フィート)、クリーチャー1体。ヒット:11(2d6+4)[刺突]ダメージ。目標は難易度15の【耐久力】セーヴィング・スローを行ない、セーヴに失敗したら 24 (7d6) [毒]ダメージを受ける、成功したら半分のダメージを受ける。

2.砂だらけの部屋

窓だった場所から塔に入ると、中まで砂が吹き込んで床は砂まみれになっている。部屋には出入口があり、外に出ると環状の通路になっていて、入ってきた部屋以外にも3部屋あり、塔の外周が4部屋に分けられていたことがわかる。

これらの部屋には何もない。環状の通路の中心は屋上からの吹き抜けになっていて、空の光を取り込む仕組みになっている。通路に階段はなく、らせん状に作られた通路を上り下りするようになっている。

吹き抜けの上には屋上が見える。下の方を見るなら、下には砂が積もっているのがわかる。

上に行ってみるなら「3.屋上」、下に行くなら「4.地下の突き当たり」へ進むこと。

3.屋上

ワイヴァーンがまだ生きているなら、ここにいる。いないなら、ここにはワイヴァーンが収集した光る物が積み重ねられている。ほとんどは価値のない石ころやガラクタだが、よく選り分ければ7個の貴石(100GP)が見つかる。

下に戻るなら「2.砂だらけの部屋」に進むこと。

4.地下の突き当たり

1階らしき場所にたどり着く前に、砂が積もっているために通路は途切れる。向かい側には出入口の痕跡らしき狭い穴がある。この穴は小型クリーチャーならばそのまま入り込め、中型クリーチャーでも“無理矢理入り込む”ことができる。

この吹き抜けの下層にある砂場には、3体のジャイアント・スコーピオンが動き回っている他、地底にはブレイが巣食っている。ブレイは砂場に足を踏み入れたもの目掛けて襲いかかってくる。

狭い穴に入るなら「5.行き止まり」へ進むこと。

ジャイアント・スコーピオン

大型・野獣、無属性


AC:15(外皮)

hp:52(7d10+14)

移動速度:12m(40フィート)


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
15(+2) 13(+1) 15(+2) 1(-5) 9(-1) 3(-4)

感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉9

言語:-

脅威度:3(700XP)


アクション

複数回攻撃:スコーピオンは2回の爪および1回の毒針で3回の攻撃を行なう。

爪:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:6(1d8+2)[殴打]ダメージ、および目標はつかみ状態(脱出難易度12)になる。スコーピオンは2つの爪を持ち、それぞれで1つの目標をつかめる。

毒針:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:7(1d10+2)[刺突]ダメージ、および目標は難易度12の【耐久力】セーヴィング・スローを行ない、失敗すれば22(4d10)[毒]ダメージを受け、成功すれば半分のダメージを受ける。

ブレイ

大型・怪物、無属性


AC:17(外皮)

hp:94(9d10+45)

移動速度:12m(40フィート)、飛行12m(40フィート)


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
19(+4) 11(+1) 21(+5) 2(-4) 10(+0) 5(-3)

技能:〈知覚〉+6

感覚:暗視18m(60フィート)、振動感知18m(60フィート)、受動〈知覚〉16

言語:-

脅威度:5(1800XP)


垂直跳び:ブレイは助走の有無に関わらず、30フィートまでの幅跳びおよび15フィートまでの高跳びができる。

アクション

噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:30(4d12+4)[刺突]ダメージ。

爪:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:6(1d8+3)[斬撃]ダメージ。

死の跳躍:ブレイが移動の一部で少なくとも15フィート跳躍したなら、このアクションを使って1体以上のクリーチャーが占有している空間に着地できる。これらのクリーチャーは難易度16の【筋力】あるいは【敏捷力】セーヴィング・スロー(目標が選ぶ)に成功しなければ伏せ状態になり、14(3d6+4)[殴打]ダメージおよび14(3d6+4)[斬撃]ダメージを受ける。セーヴに成功したら、半減ダメージを受けて伏せ状態にはならず、ブレイの占有する空間から5フィート押しやられてクリーチャーが選択した何者にも占有されていない空間に移動する。開けた空間が範囲内にない場合、クリーチャーは代わりにブレイが占有している空間で伏せ状態になる。

5.行き止まり

狭い穴から入った部屋の天井はドーム状で高く、幅もあるためにそこそこ広い空間になっている。

ドームは瑠璃を潰した美しい青色に塗られており、そこに大粒のダイアモンドやルビー、サファイアが星を模してはめ込まれ、それらが金の線で結ばれている。難易度15の【知力】〈魔法学〉判定に成功すれば、これは古代の星図で、その価値は計り知れないことがわかる。

宝石はそれぞれ500GPで、外せそうなものは24個ある。

結末

さて、キャラクターたちは“財宝”を見つけることはできただろうか?

This work includes material taken from the System Reference Document 5.1 (“SRD 5.1”) by Wizards of the Coast LLC and available at https://dnd.wizards.com/resources/systems-reference-document. The SRD 5.1 is licensed under the Creative Commons Attribution 4.0 International License available at https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/legalcode.