2012年03月11日 「Doom」のコミュニティは、実際のリリースよりもはるか前に、彼らの妄想めいた関心によって形成されていったのである。 [長年日記]
§ [DnD][DnDNext] 『急所攻撃(Sneak Attack)』
2012年03月08日、木曜日、午前10時20分
投稿者:Evil_Reverend乱戦の中でドラウのローグ、ルークは奪命の一撃を叩き込む機会を窺っていた。彼はこの技が決まれば一矢で敵を不帰の旅へ導けると知っている。
先週、ブルースは彼お気に入りのクラスについて語っていた。私の場合アサシンだが、それをもうひと回り拡大しよう。これを書いている現在、ブルースのブログ記事による投票の結果によると、お気に入りのクラスではウィザード/マジックユーザーだけを上位にしてローグが2位につけているので、君たちの多くはローグを愛しているだろうから。というわけで、ローグの話をしよう。具体的には、ローグの急所攻撃について。
『Supplement I: Greyhawk』を振り返ってみれば、ローグ(あるいはシーフ)は“物陰からの静かなる一刺し(strike siliently from behind)”という能力を持っていた。ローグは命中力と大幅に伸ばし、ヒットすれば2倍(あるいはそれ以上の)ダメージを与えられた。この特殊攻撃はローグが得る数多い――登攀、隠れ身、開錠など――能力のひとつだったが、その追加ダメージを出す可能性はローグが“ファイティング・マン”と並び立つのを助けた。ゲームは第1版から第2版へと進化し、追加ダメージを与えるための必要条件はローグが目標から完全に知覚されず忍び寄らねばならない、と厳しいものになっていた。結局、シーフは気前のいいDMではなかった場合以外、あばら骨の間にナイフを滑り込ませて戦闘で追加ダメージを与えるために、非常に苦労することとなった。
そして第3版。バックスタブは急所攻撃となった。ローグは彼らが挟撃している敵かACへの【敏捷力】ボーナスを失っている敵を叩けば追加ダメージをざらりと振れた。ローグは頻繁に追加ダメージをを与えることができたが、生体組織を持つ生きているクリーチャーにしか追加ダメージは与えられず――ローグはアンデッドを、人造を、粘体を、そして闇に棲む者どもを呪った。第4版でローグが追加ダメージを戦術的優位を与えているあらゆる目標に毎ラウンド、つまりは毎ターン追加ダメージを与えており、私たちはこれらの制限が緩められるのを感じた。
このことは私たちに重要な問いを投げかける。物陰からの静かなる一刺しから進化してきた有利な状況による利益をクラスの仕組みとしてどうやってゲームの中核に組み込めばよいだろう。
だがこれは本当に必要なことだろうか? 急所攻撃はローグのアイデンティティに必要なものだろうか? 私たちはローグが非常に限定的な状況だけで追加ダメージを与えることを想起できているだろうか? 私たちには急所攻撃がオプションでクラスの中心的なアイデンティティではないローグを想像できるだろうか?
どう思われるだろう?
奇襲攻撃(あるいはそのような何か)はすべてのローグが持つべきであるほどにクラスと関係したものだろうか?
奇襲攻撃
- もちろん! 君は奇襲攻撃をする勇気が無いんだ!
- おそらく。私は奇襲攻撃がオプションになっても耐えられる。
- 不要、私は奇襲攻撃が嫌いでバックスタブのような何かに戻ってきて欲しい。
- 不要、私は奇襲攻撃もバックスタブも嫌いだ。
- 上記のどれでもない。