2015年04月17日 [長年日記]
§ [DnD][4e] 2013年11月17日(無題)
アゼリ・アダナ(ロングトゥース・シフターのガーディアン/ウォーデン/ホーンド・チャンピオン/エグゾールテッド・エンジェル28):。嵐や吹雪などいろいろな現象を起こして周囲の味方を護る自然の戦士。ケモ要員。プレイヤはアシタカ氏。
エスペランザ(エラドリンのスカラー/メイジ/スペルストーム・メイジ/エルフ・ハイ・メイジ28):冷気も好きだけど手広く属性を使えるようになった秘術使い。トリガーハッピー。プレイヤは荒原の賢者氏。
グスタフ・トラップ(ヒューマンのグルームロート・エミッサリー/シーフ/パラゴン・シーフ/レジェンダリィ・シーフ28):速くて痛い弓使いから転向した二刀流剣士。装甲は心許ない。バックスタブ人生。プレイヤは森聖氏。
セヴン(ドワーフのマーセナリー/ウォーロード/キャプテン・オヴ・フォーチュン/ウォーマスター28):斧を偏愛するドワーフ。飛び込んできた敵はひどい目にあう。キャプテンにしてジェネラルにしてマスター。流しの将軍をやっている。プレイヤは隠者氏。
ウィーヴァーたちの都市で一休みしているとき、異変は起こった。物質界すべての海が泡立つように荒れ始め、死者がアンデッドとしての蘇生を始めたのだ。この急報を神々からの声で聞いた一行は、同じく星幽界の辺境に位置する何かの神の骸ともいわれる岩塊が怪しいとみて急遽飛び立った。
同じ辺境であるゆえ一日でそこへ降り立つと、そこには生まれることがなかった神の骨と皮でできた遺骸、アトロパル・デススクリーマーが、この宇宙ではないところから訪れた異形のドゥーム・ハルクと、マインド・スラッシャーを従えて待ち構えていた。
「ツギノ、セカイデ、カミニナル」などのうわごとを発しながら迫ってくるアトロパルたちには、戦場を駆け回るアゼリと後ろで泰然と呪文を詠唱するエスペランザが状態異常を叩き込み、グスタフがダメージを与え、セヴンが適宜味方を再行動させていた。
最後はそれでも押し込んでくる敵と乱戦になるがアゼリが守り通して戦いは冒険者側が制した。しかし、ここはまだ外周部に過ぎない。複数の次元界が折り畳まれた複雑な迷宮になっている内部は技能チャレンジになっていたが、もはや28レベル。危なげなくクリアすると、次の空間へと放り出された。
次元界回廊を抜けたパーティがいたのは、密林だった。茂みのそこかしこからサーペント・オヴ・ニハルが這い出てきて、生きとし生けるものの正気を餌にするサニティ・サイフォンが徘徊し、近づいたものを吸い込む次元の亀裂が行く手を遮る、異形の密林である。
エスペランザの開幕爆撃をサーペント・オヴ・ニハルはそのパワーでかわして29レベル雑魚の維持を見せるが、所詮は雑魚。ふたたび戦場に出てくれば足止めにしかならず、タイム・ストップやAC以外の防御値を狙うことに集中したサニティ・サイフォンがやや冒険者を苦しめるも袋叩きになり、戦闘は終わった。
次元の亀裂を避けながらさらに奥へ進むと、サニティ・サイフォンとそれを従える“目玉の暴君”ことビホルダーの中でも最悪の一種、異なる宇宙の力をその身に宿し現実改変の力まで持つヴォイドスフィア・ビホルダーが、湖の中でとぐろを巻く長大な“龍”を見下ろし、その移ろう様子を観察していた。
そしてこの多重次元迷宮を創造した“目玉の暴君”は厳かに宣言する。
「リヴァイアサン。それがまどろむうたかたの凪こそが宇宙で、目覚めると宇宙は終わると伝えられる龍王。夢が現となる“ここ”ではそれすらも創造できる。この世界を夢みる龍王に夢を囁くわしこそが秩序の制定者であるがゆえに」
夢と現の境が曖昧なほつれた次元の元凶はウィーヴァーから盗んだ円盤の力の余波でアスペクト・オヴ・リヴァイアサンを見つけ出したビホルダーたちだったのだ。しかも、彼らの次の一手はアスペクトの力を借りて夢見るリヴァイアサンを起こし、宇宙を再創造することだった。そんなことは許さんとばかりにエスペランザはメイズをアスペクト・オヴ・リヴァイアサンへ放って迷宮次元に放逐し、まずは彼らの目的達成手段を奪った。しかる後にプレイヤがその能力を恐れるヴォイドスフィア・ビホルダーへ集中攻撃が加えられ、奇しくもエミッサリー・オヴ・カイフォンが横で善戦しながら全滅。メイズから戻ってきたアスペクト・オヴ・リヴァイアサンはパーティ全員で宥めて再封印し、ここに宇宙再創世の危機は免れたのだった。
今回のセッションは導入部の記憶がかなり曖昧なので、これでよかったのかちょっとわからないですぅ。
しかし、今回の最終戦闘はドラゴンやビホルダーなどの有名どころはプレイヤも危機感を持つから取り巻きが少ないと一ラウンド生き残れないことを見事に証明してしまい、もうちょっと何かいさせてもよかった気がしないでもないですぅ。